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『ジョジョの奇妙な冒険』を全巻無料で読む方法!おすすめで安全の漫画配信サイト・アプリは?

漫画バンクや漫画Playなどの違法サイトで「ジョジョの奇妙な冒険」は全巻無料で読めるのか、漫画バンクを始めとする違法サイトや漫画アプリでの無料配信状況を調査しました!

「ジョジョの奇妙な冒険」を全巻無料で読む方法以外にもあらすじ、感想や何部がおすすめかなど作品情報もまとめてあるのでお好きな情報から読み進めて下さい。

漫画「ジョジョの奇妙な冒険」を全巻無料で読めるサイト・アプリは?

漫画「ジョジョの奇妙な冒険」を読めるサイト・アプリ一覧

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漫画「ジョジョの奇妙な冒険 」は漫画PLAYで全巻無料で読める?

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※漫画バンクは閉鎖され現在閲覧できなくなっています。

漫画バンクはもう見れない?後継サイトは漫画Play?危険性や大丈夫なのかを検証「漫画BANK(マンガバンク)」は無料で漫画をダウンロードできるとされていたサイトです。 無料で漫画が読めると謳っていますが、その実態...

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CHI
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漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のあらすじと感想

あらすじ

ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド

舞台は1888年のイギリス。
「ジョジョの奇妙な冒険」のすべての始まりである、ジョナサン・ジョースターと宿敵ディオ・ブランドーの物語。
下層階級出身のディオは父親の死をきっかけに貴族のジョースター家の養子になり、ジョースター家の財産を全て奪おうと画策します。

ディオの策略により周囲から孤立させられるジョナサンですが、ディオに初恋の相手エリナ・ペンドルトンを辱められたことで反撃しディオを打ち負かします。
血塗られた伝説を持つ古代アステカの石仮面にまつわる奇妙な物語である。

CHI
CHI
ジョジョと言えば「スタンド」というイメージが強く、「スタンド」から着想を得た漫画作品もたくさんありますが、実はこの第1部にも多くの漫画作品にオマージュされている名シーンや名台詞がたくさんあります。

感想

ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド

40代女性
40代女性
日本ではなく、イギリスを舞台にした今読んでも新しさを感じる設定だと思います。主人公のジョナサンはお金持ちの貴族ですが、父親のジョースター卿を含めて本物の貴族の行動とは何かも描いているのが新鮮でした。悪役として登場するディオも、吸血鬼になり一見悪いだけの男に見えますが、残酷性の中にプライドの高さをのぞかせるのが魅力的になっています。超能力を波紋という形に変え、吸血鬼に対抗するのが面白いですね。ジョナサンを助けるスピードワゴンなど、名前も個性も特徴的にキャラクターが多く登場し、セリフも個性的。ドドドドドなどの文字が大きく、これまでのマンガを文字の描き方で大きくかえたのではないでしょうか。ジョナサンと結婚するエリナも誇り高く、印象的です。1部だけだはなく、このシリーズに登場する女性は強くてキレイな女性が多く読んでいて気持ちいいですね。ブラフォードやタルカスなど、歴史にちなんだ英雄達を現在に蘇られて戦わせるのも、意外性があり面白かったです。以前の誇りを覚えている者や、切り裂きジャックなど歴史的な犯罪者と闘うなど、敵側にも手を抜かず魅力的なキャラクターをそろえているのが面白さにつながっていると思います。
40代女性
40代女性
ジョジョの原点「第1部」は最も短いながらも、とにかくショッキングシーンが多い!だから記憶にじっくり残ってしまう!作品です。ジョナサンは正統派主人公ですが、周囲は全員個性が強すぎます。劇画調で描かれるキャラクターは迫力満点です。そのキャラが髪の毛で!ナイフで!鎖で!蛇で!攻撃してくるので読者はハラハラしてしまいます。幼少期に読めばトラウマになってしまうのではないかと心配になるほど、インパクトが強くて大好きです。波紋の呼吸を覚えた頃から一気に物語が加速し、波紋の力に驚かされます。いまだにこの力を使ってまた戦ってくれないかなと思うほどです。生命のエネルギーを打ち込むというシンプルな戦法でありながら、吸血鬼を溶かすほどの威力があるほどにびっくりしました。「メメタア」「パパウパウ」など初見は一体何を表現しているのかわからない独自の擬音も大好きです。波紋の呼吸は、「もしかしたら自分も修行すれば出来るかもしれない」という夢があります。思わず練習したのは、絶対に私だけではないはずです。感動的なエンディングには驚かされましたが、涙も流しました。短いストーリーですが荒木飛呂彦という作家さんを語るには欠かせない作品だと思います。かっこいいです。
20代男性
20代男性
ファントムブラッドは誉れ高いジョジョシリーズの第1作である。35年程前の作品になるため展開こそ王道の物語で既視感がありながらも、真の魅力は中心人物たちのキャラクター性にあると言える。この第1部においても紳士を貫く主人公ジョナサンやジャンプ界随一の悪役ディオを筆頭として、末端なら数コマしか登場しないモブに至るまで人物としての魅力は強烈である。それは単純なストーリーが故に強調される彼らのセリフが、いちいち刺さって読者の心を離さないためである。漫画界でも著名なジョジョの名言というものは、正直人気がない第1部ではあまり見られないと思いがちだが、実際はこの第1部に作者の言語センスが最も顕著に出ているのがこのファントムブラッドであると言える。このようにマンガや台詞としてみた時の魅力もさることながら、第1部を読む意味は他にもあると言える。というのもジョジョは長期シリーズになっているだけあり、第2部以降の展開に第1部の出来事やキャラクターが大きく影響することが断片的に存在するのである。勿論、作者荒木氏は途中から作品を楽しみ始める読者のために、こういった影響は可能な限り少なくしているため、第1部を読んでいないためシリーズ全体を楽しめないといったことは万が一にも起こらないのだ。しかしそういったメタ的な意味でも作品を楽しむためにもこの第1部を読む意味は大きいと言える。
30代男性
30代男性
ジョジョの奇妙な冒険1部は、善悪が非常にはっきりと分かれている作品。この作品に影響を受けている漫画さんは非常に多いと思います。
少年漫画なのですが、絵がとても大人っぽい雰囲気があります。好みはありますが私はとても好きな絵柄です。
ジョースター家と宿敵であるディオの世代を超えた戦いの全ての始まりがこの1部。
先が進むにつれて、「奇妙な冒険」というタイトル伏線を回収していく。人間を捨ててまで、ジョナサンを倒したいというディオ。個性的すぎる圧倒的な名悪役。
石仮面をつけてからの戦いはまさに激闘。
名言も多く、とくに印象深かったのは「何人の人間を殺した?」と質問をしたときのディオの返しです。
「お前は今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」非常に有名で、パロディーで使う人も多いことでしょう。

不気味さとグロさがあるアクションも凄いですが、ホラーミステリー要素や、独特のセリフの言い回し、癖のある構図のポーズも真似をしたくなります。
まさにジョジョシリーズの中で原点にして頂点。
1部はテンポもよく展開がどんどん進んでいくので、読者にとって非常に分かりやすく、読みやすい作品なっていると思います。
ジョジョのシリーズで好きなのはどこ?と聞かれてこの1部を答えてる人は少ないかもしれません。
しかしこの1部を読むことによって、人気なシリーズをより面白く読むことが出来ます。

40代男性
40代男性
全ての作品においてファンですが、特に個人的にも好きな1部と2部で、まさにジョースター家とその末裔に至るまでの長いストーリーの始まりとして伝説的な作品です。自分はジョジョの前からバオー来訪者という荒木先生の作品を読んで大ファンになりました。そしてジョジョ1部が始まった時にその世界観もどことなく感じられる作風に記憶がよみがえりました。英国紳士の代表ともいえる気高く心優しいジョナサンは、典型的なお人よし主人公で、その恵まれた家庭環境と人格に狂おしいまでに嫉妬するディオ、この二人の関係性はよくある昼ドラマなどの設定にありそうだが、この相反する2人の対比が極限まで正反対で、ジョジョを貶めるだけに留まらずに、生への強い欲求から人間であることを止め落ちていく姿も、作画の表情や会話の描写などでとても強く表現されています。また、本作の魅力は、一度は終わったかと思われるストーリーが、さらに激しい展開へと進んでいくこと、物語が人間と人間ならざるモノとの戦いへと発展していくことです。そして人間であることを止めた側には、必ずその経緯や至るまでが語られており、ただの悪人としてではなく、どこかその執念や怨念への同情や経緯が感じられることも、歴代の作品同様にとても印象深いところです。
とにかく、この作品から全てが始まり1部で終ると思っていたモノが3部までディオとの戦いが続いたこと、ジョジョを3部から知った人にもスターウォーズ的な感覚で過去を遡って、ジョースター家とディオとの運命を紐解きながら楽しめる作品です。
50代男性
50代男性
バトルシーンはそれ程多くないですが、どれも白熱した戦いばかり。まさに死闘であり、迫力満点で最高でした。気に入ってるバトルシーンは、黒騎士ブラフォードvsジョナサン・ジョースターの戦いです。バトルシーンが白熱したというだけでなく、ブラフォードの人間性みたいなのも良かったんですよね。ブラフォードはディオの力によって吸血鬼と化して蘇ったわけですが、その高貴な魂は失われていませんでした。ジョナサンが無抵抗になった時、あえて攻撃を中断しましたから。本来であれば、自分を蘇らせたディオの命令は絶対。しかしそれをその精神性で上回ったのですから大したものです。実力はあり、精神もまさに貴族といった感じが凄く良かったです。もちろんディオとの戦いも壮絶でした。特にラストの船の中での戦いは感慨深いものがありました。首から上だけになってしまったディオがジョナサンに向かって呟いた言葉が印象に残りました。またディオが使ったスペースリパースティンギーアイズも凄かった。これぞ必殺技!という感がありましたし、実際これがジョナサンに致命傷を与えたわけですから。まさか手も足もない状態でここまで破壊力のある技を使えるとは想定外。他にもタルカスやジャック・ザ・リパー等の強敵もいましたし、激しいバトルが面白かったです。

ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流

20代男性
20代男性
1部を読んでディオが出てくるのかと思っていたらまさかの出てこなかった笑笑
2部の最後はかーずという敵でした。主人公はジョナサンジョースターの孫にあたるジョセフジョースターでしっかり話しが繋がっていたのでよかったでとても楽しみでした。2部ではツェペリさんの孫にあたるシーザーというキャラが出てきました。そのシーザーの師匠のリサリサというキャラも出てきて女性キャラが出てきたのはまた新しい感じがしてよかったです。
衝撃を受けたのがシーザーが死んでしまうところでした。ジョセフとすごくいい感じだったので最後まで一緒にいてカーズを倒すと思っていたんですがまさかでした!
漫画で見た時も泣けましたがアニメの方がもっと感情が入ってより泣けました。
仲間を助けるために敵から解毒剤を奪い取るなんてさすがシーザーだとおもいました。「俺が最後に見せるのは人間の魂だ」という名言も最高でした。
最後のカーズとの戦いもすごかったですね。
まさか超生物になって不死身になるなんて思わなかったからです。じゃあ死なねぇじゃんとかと思っていたらまさかの殺さないということになるとは宇宙まで放り出されてそのまま動けないところまで凍って彷徨い続けるとは笑笑
最後の考えるのをやめたも面白かったです
30代男性
30代男性
1部のジョナサンと対照的に描かれる2部のジョセフ。1つの漫画で主人公が変わっていくというスタイルは、当時は珍しく斬新だったと思います。
ジョナサンが非常に真面目なキャラクターだっただけに、孫がこんなに性格が違っているとは。いい意味でお茶目でナルシストさを兼ね備えている2部の主人公。
波紋という技を駆使し、努力と根性で修行に励む主人公。
1部よりもさらに頭脳を使った戦いが繰り広げられます。ジョセフのギャップも魅力の一つ。
普段はおちゃらけているのですが、頭の回転が早く難解な戦闘でもすぐに突破口を見つける事ができるのは血筋なんでしょう。
1部よりも人知を超えた敵キャラが登場してくるので、どうやって敵を倒すかも見どころの一つ。2部も1部と同じく、原作が他のシリーズに比べると短いです。なのでテンポよく消化できていくと思います。
私が好きなシーンは、宿敵ワムウとジョセフとの戦いは激戦。お互いが決めたルールの中で、どうやって戦っていくかが本当にワクワクする。
忘れがたい深い恨みがあった仲だったのですが、決着後は認め合い敬礼までする。
激戦の戦いの中に美しさもそこにはありました。1部よりもスケールが大きくなっており、戦う相手もどんどん強くなってきます。
強さだけではなく、精神的にも成長した主人公の姿。最後は幸せなハッピーエンドで次の3部へ物語は続いていきます。
40代女性
40代女性
1部の正統派主人公のイメージから、一軒軟派でおちゃらけた2部主人公を見た時はびっくりしました。舞台がアメリカに移ったことも驚きでしたね!何と言っても2部は吸血鬼を超越した生物が出現すること自体にインパクトがありました。ただでさえ強い吸血鬼の欠点を克服した超人たちに、波紋の呼吸すらままならないジョセフがどう挑むのか。見どころが多くとても楽しめました。作者の初期作品「魔少年ビーティ」並みのトリックがあちこちに散りばめられていることにも感心させられたものです。よくあれほど大変なトリックを思いつくなあと毎回感動してしまいます。ジョセフとシーザーという性格の相反する男ふたりが、友情に芽生えるのも感動的でした。女性の口から鳩が出る!スパゲッティで応酬する!など常人では思いつかないやり取りがあるのは、ジョジョらしいと思います。相変わらず個性的なキャラクターが多い作品ですが、本作では特に軍人シュトロハイムや柱の男・ワムウやカーズが目立っていた印象があります。全員男らしい!そして知恵が回る!ジョジョの作品の中でも、複雑でありながらわかりやすいトリックの応酬が楽しめるのは圧倒的に「第2部」だと思います。全員かっこいいキャラクターなので、今からジョジョを読むという方にぜひおすすめしたい作品です。
40代男性
40代男性
第2部の感想は沢山あるのですが、1番好きなのはワムウとシーザーの闘いです。
ジョジョの友人、シーザーが3人の柱の男のワムウと闘う事になりました。
そこで、シーザーの過去の回想シーンで父の仇を打つべく波紋の修行をして、ワムウと闘うのですが、互角の闘いを演じるも惜しくも敗れてしまいました。
その時のシーザーの熱い思い、また、敗れたあと、ジョジョに未来を託すべく解毒剤をシャボン玉で届けるシーンは
胸にジーンとなる気持ちになりました。
そして、ジョジョの波紋のの師匠であるリサリサとは実は親と子の繋がりがあったり、シーザーのおじいさんが第一章のジョナサンジョースターの師匠だったりと、何かと過去(一章)に結びつけるシーンが多くてとても面白かったです。
結局、柱の男3人のうち、ラスボスであるカーズには勝てなかったですが、宇宙空間に追いやって、それでも無敵すぎて死なないが地球に戻れないのでそのうち考えるのをやめたという結末は今までにない終わり方だったので衝撃でした。
私が第2部を見てたのは中学生の頃でしたが、波紋疾走とか世界一イイイイイイイイとかジョジョ語をよく使って友達と遊んでいたのを覚えています。
シュトロハイムもドイツの軍人で自分の体を改造しまくってて面白かったのですが、一応ラーニングラード戦線で死んだと書かれてたと思うのですが、どうやって死んだか漫画にして欲しいです。
40代男性
40代男性
週刊少年ジャンプ連載時に1部からリアル少年期を経験しています。
血縁関係とディオとの因縁までの3部までを、私の中では1作品として感じるところがありますが、3部以降スタンドを主流とした戦いへと進化していく中で、1部と2部の波紋を主流とした精神的かつ肉体的な戦い、石仮面を巡る吸血超人への進化と欲望への心情など、ジョジョのルーツを語る上では、この上なく人間味あふれるストーリーを描いた貴重な1部/2部だと思っています。
特に2部において、大きく予想を覆されたこと、1部でこの上なく高貴で紳士なジョナサンジョースターとシリアスで誠実なストーリーが、一転してジョセフへのキャラ変によるユーモアのあるシーンを盛り込んだ展開は、ある意味予想を覆された感があり、後の3部以降へ続く戦いの中にジョークやユーモアなタッチをキャラクターへ入れていく原点にもなっていると感じました。ただ、そんなジョセフにおいても一貫して変わらないところは、仲間を思う熱い心と、絶対に諦めないジョナサン家の血筋、ふざけているようで実は芯のある姿に、新しい男のカッコよさを感じたモノでした。生身の人間と超越した吸血超人との戦いという点において、どう考えても身体的に劣る人間が、知恵を絞り、主人公らしからぬ騙し合いによる若干がむしゃらなところ、あらゆる手を尽くしてでも成し遂げようとする、生への執着は、とにかく人間臭さのある主人公として親しみなのある作品だったなと思っています。
50代男性
50代男性
第2部はキャラクターが濃い作品でした。その筆頭としてあげられるがの、ジョセフ・ジョースターでしょう。前作のジョナサンは真面目で紳士といったキャラでした。その続編となる本作のジョセフはそれとはほぼ真逆でしたから。敵と真正面から戦うより策を弄するタイプ。そして口数も多いんですよね。特に気に入ったのは、「お前の次のセリフは〇〇だ」というセリフ。これはリアルでも良く使ったものです。ジョセフのジョセフらしさが一番発揮されたのはvsエイディシ戦だと思います。ジョセフなりに策を弄するも、それらをエシディシは見抜き、その上を行く。ジョセフが負けたと思いきや、さらにその上をいく策を張り巡らせていたのには驚きました。最後は脳みそだけのような状態になってまで生き延び、エイジャの赤石を手に入れようとしていました。でもそれはジョセフの言う通り、そこまでして仲間の為に頑張ったのだと好印象でした。ワムウとの対戦車戦もアツかったのですが、それ故にリサリサvsカーズは意外でした。カーズは3人の中だとボス格ですし、他の2人はなんだかんだと卑怯な真似を嫌っていました。なのにまともに戦う気すらなかったとは。肝心のジョセフは対ワムウで疲労困憊ですし、この戦いだけは絶対負けたな~と感じたものです。こんな感じで強敵となるのは、サンタナ、ワムウ、エシディシ、カーズの4人でしたが、どの戦いも白熱して最高でした。面白かったです。

ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース

30代女性
30代女性
私がジョジョでもっともハマったのが3部です。ジョジョはどの部も人間讃歌が素晴らしく元気になれるお話ですし、皆が自己犠牲でジョジョを助けるのがとても感激するのです。3部では主人公のジョジョがクールで男らしく女性にモテモテでそこだけでもポイントが高いのに、2部のジョセフもイケオジとして登場し、礼儀正しい青年の花京院もいるなど美味しいキャラがたくさん出てくるのです。そして1部に登場したディオが悪の華として部下を従え、ますます魅力を増して登場するのも見逃せません。さらに舞台がエジプトで神秘的なのがとても魅力的ですし、荒木先生はよく取材されているので自分達も一緒に旅をしている気分になります。そしてやはり欠かせないのは一度聞けば忘れられない台詞の数々です。「無駄無駄無駄」、「オラオラ」、「うっとおしい」、「ロードローラーだ」などネットでは一度は聞いたことがある有名なものばかりでその元ネタを探すのもまた楽しいかもしれません。またスタンドといういまやジョジョシリーズの代名詞になった能力もここから始まりました。この能力が今のシリーズでも続いていること感慨深く、スタンドの原点になった作品です。絵柄で好き嫌いをしてこの作品を読んでいないのはとても勿体ないです。
30代男性
30代男性
今までの1部2部のように波紋を使って戦うわけではなく、新たに精神エネルギーを具現化したスタンドというものを使って戦うという全く新しいジョジョとして始まったシリーズで、2部までではあまりハマっていなかった私も一気にジョジョのファンになりました。
主人公の空条承太郎はジョジョシリーズで最も好きな主人公であり、内容的にも3部は傑作と言えると思います。
しかし、作中のメインキャラクターから脇役までみんなマッチョ過ぎるかなと思いましたが、主人公のゴツさが伝わってきてこれはこれで良かったです。
物語の後半でディオの手下で9人の男女が出てくるのですが、中にはなんでこいつがというくらい弱いキャラも混じっているので残念でした。最初の目が見えないスタンド使い位の強さを保ってほしかった。
特にオインゴボインゴ兄弟はネタ回でしかなかった。あれならデス13の方が絶対強い。
あと個人的に好きな戦いはダービーとのポーカー勝負です。スタンド同士で殴り合ってバトルするのではなく、騙し合いの精神力勝負なので、何度見ても面白い。オススメです。
このシリーズでは、ジョースター家とディオの永きに渡る因縁に終止符が打たれるとても面白いシリーズなので、今からジョジョを見始める人は是非頑張って3部まででも見て欲しいです。
30代男性
30代男性
ジョジョシリーズの中で私が1番好きな作品である3部。
主人公である空条承太郎はジョセフジョースターの孫で、「やれやれだぜ」という口癖が特徴。そしてシリーズで一番冷静沈着そして圧倒的力強さを兼ね備えた男の中の男。長きに渡って繰り広げられていた、因縁の宿敵ディオを倒すために、個性派まみれの仲間と旅に出るという少年漫画らしい展開。
ジョジョ3部では絵柄の個性もさらに独特になっていきます。またセリフの言い回しの癖もバージョンアップしてます。
特に笑ってしまったのが、花京院がチェリーを「レロレロ」舌の上で転がす場面はまさに迷シーン。一度見たら忘れません。
空条承太郎VSディオ戦のスタンドバトルは圧巻。
スタンドの特性を生かした、遠距離攻撃と、近距離攻撃の駆け引き。ディオの時を止める「ザ・ワールド」というチート級の能力をどうやって攻略していくのか?
アニメでも漫画でも手に汗握ります。
単純に力が強ければ勝てるというものではなく、スタンドの対処法を見出したり、自分のスタンドの能力の使い方をどこまで幅広く応用できるのかが鍵。
この頭脳戦はのちに多くの漫画家に影響を受けた作品になっていると思います。
何十年も前の作品なのに、今でも根強いファンがいるくらいです。
いきなり3部から入っても楽しめることは出来るのですが、1部から入った方が、よりディオを倒さなければならない理由が明確になって感情移入しやすいと思います。
40代女性
40代女性
呼吸の波紋から超能力の具現化「スタンド」に物語の軸がうつった、記念すべき作品です。主人公がついに日本人になったことも、感慨深いものがありました。ジョセフが年老いたことは、ずっとジョジョシリーズを追いかけてきた自分にとっては大変ショックでした…。もっとかっこよいはず!と思ったものです。ともあれ能力の応酬である「スタンドバトル」は手に汗握る戦いで、新しい面白さを感じました。自分が欲しい!と思う能力から、これはいらないと思う能力まで作者のアイディアがこれほど散りばめられた作品も他にはないのではないでしょうか?ラスボスがディオだったこともショッキングだったものです。ジョナサンがかわいそうで仕方ありません!途中、若干のコメディが差し込まれてきたのもこの頃の傾向だと思います。今でこそジョジョならではの見せ方となっていますが、当時は何が起きたのか驚きのほうが強すぎました。途中から少しずつ脱落していくメンバーの様子は、涙なくしては見られません。かなり没頭して作品を読んでいたので、メンバーがいなくなるのは自分のことのようにつらかったです。男同士の旅を一緒に楽しんでいるつもりになっていました。この一体感を感じることが出来るのも、「第3部」の魅力だと思います。
40代男性
40代男性
第3部はジョセフの孫の空条承太郎が主人公なのですが、今までとは違って個性豊かなキャラクターが出てくるのが特徴で、どのキャラも個性豊かすぎてとても印象に残っています。
また、今回は今までの波紋ではなく、幽波紋(スタンド)というキャラに憑依した幽霊みたいな物で攻撃したりするのですが、それもとても個性的で面白かったです。
ラスボスは第一部で登場したディオが100年の眠りから覚めてジョースター一族を滅ぼすという、どれだけ執念深いねんとツッコミを入れたくなるストーリーです。
そのディオを倒すために日本からエジプトまで向かうのですが、その間で沢山の幽波紋使いと戦っていきます。
敵のキャラも個性的で、オランウータンから宿屋のおばあちゃん、寡黙な少年など色々です。
その中で印象に残っている闘いは、エンヤ婆さんとの闘いでした。多分、自分がそれまで1番見てきたマンガでこの婆さん程、怖くて気持ち悪く描けている漫画は無いと思います。
ポルナレフに「ジョイナー以上の脚力の持ち主」って言われて、どんなババアやねんって思いました。
また、名言も沢山生まれていて「無駄無駄・・・」とか「何を言ってるのかわからねえと思うが、ありのまま今起こった事を話すぜ」とかは今でもよく使っていたりします。
50代男性
50代男性
今ではジョジョの代名詞ともいえる「スタンド」が初登場した作品ですね。最初はスタンド?何それ?と感じましたが、読み進むにつれてスタンドかどういのかよくわかってきましたし、面白くなってきました。敵はタロットカードを模しただけあって数も多く、色んな名バトルシーンが生まれたように思います。前半で印象に残っているのは承太郎vs
イエロー・テンパランスですね。ここまで承太郎は数々のスタンド使いと対決してきましたけど、真っ向勝負だったら負けなしでした。というか圧勝の連続。ところがその力がイエロー・テンパランスには全く通じないんですよね。これは承太郎も相当不味いんじゃ?とハラハラしたものです。中盤だとエンヤ婆ですね。まさか街一つを作り出してしまうとは。承太郎の機転で勝利しましたけど、もしあれに承太郎が気付いていなかったらエンヤ婆一人でジョースターご一行を始末していたでしょう。恐ろしい強敵です。エジプトに入ってからもvsンドゥール、vsアヌビス神と名場面は続きます。特にシルバーチャリオッツ+アヌビス神の二刀流には恐れ入りました。他にもオインゴ・ボインゴの襲撃もありましたけど、一番はvsディオでしょう。花京院は瞬殺され、ジョセフもあっさり殺される。残るは承太郎とポルナレフの二人になってしまい、一体どうなるの?とドキドキしたものです。この戦いはジョジョシリーズ全ての中でもTOP3に入るぐらい好きですね。最高でした。

ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない

20代女性
20代女性
第4部の舞台は杜王町。これまでの1部〜3部とは違い、日本が舞台となっています。そして、もう一つ違うのはスタンド使いが敵だけではないということ。学校の同級生やレストランのシェフ、エステティシャン、漫画家といったように、DIO関連ではないスタンド使いが登場するので、「もしかしたら日常の中にスタンド使いがいるかもしれない」と夢を抱く人も多かったのではないでしょうか。主人公は3部の主人公である空城承太郎の甥の東方仗助。ヤンキー高校生のスクール漫画を思わせる風貌をしており、髪型をイジられるとブチ切れるというこだわりがあります。そんな仗助の周りで起きる様々な事件は、実はスタンド使いによるものだったというのが4部の全貌です。後半からはスタンド能力を有するものが何故この街にはこんなにも多いのか、という謎を解明すると同時に4部のボスキャラである吉良吉影編へと移行していきます。今作はDIOとの関連性は「スタンドの矢」についてのみ。ただ、この矢の存在は第5部へ繋がる大切な鍵になります。また、4部に登場するキャラクターは皆個性的でファンも多く、漫画家岸辺露伴は作者の荒木飛呂彦氏もお気に入りのキャラクターです。個性的なキャラクターとコミカル要素が多い第4部はジョジョの中でも非常に読みやすく、人気が高いシリーズになっています。
30代女性
30代女性
三部までは世界の広い国々が舞台ですが第四部は日本の小さな町です。そしてこの町で人知れず行われている連続殺人、、またそれに纏わるスタンド能力の開花、能力に目覚めた人物達がそれぞれの思いから主人公達とのバトルに発展していくこの展開が熱いストーリーです。
特に私が好きな登場人物は途中から現れる漫画家の岸辺露伴です。これは作者がモデルとも言われる漫画家のキャラクターで、人気漫画を書いています。この4部の中でもかなり特性のあるキャラクターで、ジョジョのメインシリーズから外れてスピンオフにもなっています。
この4部の中ではそれぞれメインにあるお話以外にも、キャラクターがもつ背景やそれぞれの想いが複雑に絡んでいます。また、スタンド能力以外にも幽霊が現れたり、振り返ってはならない道に連れて行かれたり、奇妙な場所、現象に巻き込まれたりします。まさに奇妙な物語なのです。
またこの漫画のキーマンとして吉良というキャラクターが出てきます。彼はただ静かに暮らしたいだけ、の目立たない人物だったはずですが、彼のある趣味、嗜好のためにこの物語に大きく関係してきます。小さな町で起きる小さな事件ですが、一番怖いのは身近な失踪や、それに気づかない周囲と思わせてくれる、そんなシリーズです。
30代男性
30代男性
ジョジョ4部はスケールの規模は小さくなりますが、密度の濃いストーリーになっています。
前作の3部は宿敵ディオを倒すために世界を駆け回るのですが、4部は1つの町の中で物語が進んでいきます。ガラリと雰囲気も変わってきます。
個性が強い主人公が多く出てくるのですが、今回の仗助はトレンドマークのパンチパーマの髪型をバカにすると圧倒的な強さを発揮ます。
スタンドも特殊で、壊れた物を元の形に戻すという回復能力も。シリーズの中で、攻撃力と回復力を兼ね備えている。
それゆえにスタンドの使い方次第で、応用範囲が格段に増えるがゆえに、次にどうスタンドを使うか先が読めず解決策を導き出した時にスッキリします。
ディオを倒してしまったので、魅力的な敵キャラはもう出るのかなと思っていましたが、今回のラスボスである吉良吉影も悪役としてはベスト。
シリーズの中でも一番狂気じみていてサイコパス。
自分の爪を大量に集める異常な性癖や、女性の美しい手を好み切り裂いて持ち歩いているなどかなりの猟奇殺人犯。
スリルやゾクっとするシーンが多いのも、4部が好まれる理由だと思います。
吉良吉影VS仗助達はおきまりのこの後どうなるの展開から大逆転。
ラストは文面で説明するのが難解なほどの緻密に練られた戦略が、バトルを盛り上げていきますので、アニメや漫画を見て自分で確認したほうがいいです。
当たり前の日常を取り戻すを見事取り戻した、仗助の成長を実感できる物語。
30代男性
30代男性
ジョジョ4部は3部までのストーリーと違って、街の平和を脅かす殺人鬼との戦いで敵である吉良吉影にも愛着がわくものです。
個人的にはジョジョシリーズの中では4部が一番好きで全キャラに愛着が湧きます。スタンド数も多くて、可愛らしいほのぼの系のスタンドが多いです。
ただ終盤になれば一気にキャラクターたちがなくなっていくので、推しがなくなったら見ていて辛いです。
3部の承太郎が出るのも、ジョセフがおじいさんになっても孫のために頑張る姿もすごく面白いです。
一番のおすすめキャラはなんと言ってもねこ草のストレイキャットです。スタンドのクセに猫のように無邪気なのに実質4部では最強の能力を誇っていて、誰もて出汁ができないので無双状態で人気だと思います。学園が基本的な物語の舞台なので各キャラの恋愛なども繰り広げられていて今までのジョジョシリーズのバトルのみではなく、しっかりと内面の部分も描かれていて大好きです。何よりも徐々シリーズの中では一番絵のタッチもポップで見やすいのは、どんな人にも向いていると思います。ジョジョシリーズはなんと言っても絵が嫌いで入りにくいと言う人も多いので、その点4部はとっつきやすいのもおすすめです
40代男性
40代男性
前作までの異国情緒のあるしかしどこか架空の世界の話というイメージをぬぐい切れなかった設定から一転して日本のしかも高校生たちの場面設定はかなり身近に感じ、読み続けている間、しばしば「もしかして自分の近くでも」と思ってしまう躍動感と臨場感がありました。スタンドの能力のバリエーションも格段に上がり、若者でありながらやはり精神力と粘り強さや正義への思い入れが勝利への大きな要素であることを主人公東方仗助の勢いから、またスタンド使いではない隼人の後半の立ち回りからも感じました。すでに他界しているものたちの思いを背負いながら吉良吉影を追い詰めていく毎回の息をのむ展開、同時に本筋とは関係ないものの伏線となっている物語や人間関係にも魅了されました。康介のロマンスに至るストーリーにもスタンドが大きく関係していることやラストシーンで成し遂げた満足感のもと天へのぼってゆく美しき乙女の姿は、それまでの壮絶な戦いを一瞬忘れさせるほっこりとした展開に仕上がっており大好きなシーンの一つです。個人的には、噴上裕也が仗助の味方になるに至るエニグマとの闘いの章を気に入っており、一度成敗した敵には恨みやあとくされを残さない仗助のまっすぐな性格、そしてそこに惹かれた裕也の救出行動と賢さがにじみ出た戦いは、ジョジョシリーズの中でも共同戦線の良さを示す醍醐味のひとつだと思います。
50代男性
50代男性
正直最初はイマイチでした。その理由ですが、最初は広瀬康一目線だったからです。まあジョジョじゃないですし、気弱でオドオドしていた所もイマイチでした。東方仗助が登場してから面白くなったものの、すぐにその上位互換ともいうべきスタンド使い最強の空条承太郎が出てきたので、仗助はパットせずという印象が続きました。面白くなりだしたのは、前半ボスの音石明と戦うようになってからですね。ここで仗助とその相棒である虹村億泰が大活躍。仗助達もやるじゃないか!と驚かされました。あとvsハイウェイスター戦も良かったですね。バイクの速度を落とせなくなった状態で街中を走らされるとは。通行人と衝突しそうになったらクレイジーダイヤモンドで破壊と修復を行って回避する等、見事な頭脳プレーを見せてくれましたし。そしてラスボスである吉良吉影戦も凄かった。その強さだけでなく、生き残る為に他人と成り代わる執念にゾっとしました。そこから吉良吉影探しが始まるんですけど、この探偵っぽい雰囲気も良かったですね。何しろ手がかりは皆無。杜王町に住んでいるだろうという事しかわかりませんし。どうやって探るんだろう?とドキドキしたものです。やっと追い詰めたと思ったら、キラークイーン第三の能力が発動。本当に吉良吉影を倒せるのか?どうやって倒すんだ?とワクワクしました。

ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風

20代男性
20代男性
第5部の舞台はイタリア。ここにDIOの息子がいるとのことで空城承太郎に調査を頼まれた広瀬康一が現地に出向くところからストーリーは始まります。このDIOの息子とされる少年が今回の主人公、日系イタリア人のジョルノ・ジョバァーナ(汐華初流乃)です。DIOの体は首から下が第1部の主人公であるジョナサン・ジョースターの肉体なので、ジョルノはDIOの息子でありながらジョースター家の血を引いていることになります。ジョルノは幼少期のある出来事をきっかけにギャング・スターに憧れを抱くようになり、学生だったジョルノがギャングに入団し、ギャング・スターにのし上がっていくストーリー展開になっています。そんな第5部はギャング同士の抗争がテーマにおり、後半は組織のボスであるディアボロとの闘いに発展していきます。このディアボロという男は自身の過去を「地位や栄光を揺るがすもの」だと考え、過去に対して恐怖心を抱いています。後に娘がいることを知る彼は自身の娘をも抹殺する事を決意。己の目的のためなら何でも犠牲にするその非道さは、ジョルノ達が描くギャング・スターとはかけ離れており、ディアボロとの闘いを決意します。登場キャラクターが皆ギャングとだけあって熱い志を持つ者が多くら読んでいて胸が熱くなります。
30代女性
30代女性
この5部はイタリアギャングのお話です。ギャングスターに憧れる主人公が仲間を作り、成長していく物語です。その中でスタンドという能力に開花し、同じ能力をもっている敵達と能力バトルを展開します。
5部は正に魅力的な敵キャラクターの宝庫で、暗殺チームと言われる敵チームは非常に強く名バトルと言われるシーンや名言がたくさんあります。特に私のお気に入りのキャラクターはプロシュートとペッシという敵キャラクターです。2人は敵チームの中でも先輩後輩といった関係です。その2人の関係は乱暴ながらもお互いのリスペクトと信頼があり、2人は最後までその関係を崩しません。またペッシは戦いの最中、臆病なギャングから急成長を見せます。
また、主人公チームもバトルの中でお互いの信頼感を高めるとともに、能力的にも人間的にも成長していきます。
特にブチャラティは自分のチームのリーダーとして自分を犠牲にしても目的を遂行していく強さ、そのスタンス、名言など、人として惚れる部分がたくさんあります。主人公よりも魅力的なキャラクター達の戦いだけでもかなり読み応えがありますが、最終的には主人公が多くの仲間達のバトルを経て、成長し、本当の大きな敵とぶち当たります。是非、この熱い展開に胸を熱くしてほしい、そんな物語です。
30代男性
30代男性
ギャングスターに憧れる少年、ジョルノ・ジョバァーナが主人公の作品ですが、最初から最後まで綺麗にまとまっていてカタルシスが半端ないというのが率直な感想です。ラスボスがわかりやすく私欲で生きていて徹底した悪なのが王道で良いですし、仲間のブローノ・ブチャラティの強い正義感も魅力的でした。戦闘描写はやはりジョジョですので最高の一言で、ラスボス戦を除けば個人的にオアシス戦、ビーチボーイ戦が燃えました。麻薬を使っているギャングのパッショーネのメンバーでありながら、麻薬に対し怒りを感じているブチャラティの複雑な状況、気持ちの描写が多く、人によってはジョルノよりもブチャラティの方が印象に残ったかもしれません。スタンドのデザインも少し怖くも格好いいものが多く、パープルヘイズやブラックサバスは誰が見ても格好いい感じですが、個人的には結構ジョルノのゴールドエクスペリエンスとブチャラティのスティッキィフィンガーズが好きです。能力も複雑になりすぎず安直になりすぎずで歴代ジョジョの中ではある意味で一番丁度いい部かもしれないと思いました。そしてやはりメッセージ性が素晴らしく、ジョルノの持つ”黄金精神”と敵側の”吐き気を催す邪悪”との対比が見事でした。
30代男性
30代男性
個人的にはジョジョシリーズで一番好きなのがこちらの第5部になります。
主人公のスタンド『ゴールドエクスペリエンス』を始めて見た時は、3部4部とは違って細くてショボいなと思いましたが、能力は頻用性が高くレクイエムになった後は歴代最強のスタンドではないかとすらおもいます。
ストーリーも4部と違って、マフィアに入る→ボスの娘の護衛→ボスを倒す為にマフィアを抜けると、その都度死角が送り込まれその敵を倒すという流れがあったので、4部のようにその戦い無くても良かったよね?みたいな戦いがなくて好きでした。
また、毎回ジョジョシリーズを見ていて思うのですが、主人公サイドはあまり能力的に強くはないスタンドが多いように感じます。死角として送り込まれるマフィアのスタンド使いの方が不意を付けば必ず勝てるだろうと思ってしまう能力が多かったので、敵は馬鹿なのかと思ってしまいました。
今回の主人公『ジョルノ・ジョバーナ』は3部のボス『ディオ・ブランドー』の息子なので、なんでジョジョなのかなと思いましたが、ディオの身体が『ジョナサン・ジョースター』のものだからということなんでしょうね。
ディオの血縁でもあるので、ラッシュ時は「オラオラ」ではなく『無駄無駄ー!!」となっているのも面白いなと思いました。
40代男性
40代男性
イタリアを舞台とする第5章、登場人物とそのスタンドの個性がさらに進化し、読者の好奇心を一瞬たりとも失わせないキャラクター設定とストーリー展開に惹かれます。敵味方関係なく各登場人物の現在に至る歩み、スタンドを発動できるようになったいきさつや精神状態とトラウマなどが前作以上に緻密に作りこまれているため、現実の場面における駆け引きや葛藤などに鬼気迫るものがあります。ボスの娘を安全に引き渡すためブチャラティ一人がボスとまず対峙するシーンでは、ブチャラティの本質が浮き彫りにされ、最終的には組織や強いものへのあこがれではなく、あくまで正義を貫く執着心が、いわば折り返し地点前でしっかりと描かれているので、その後の展開を安心かつそれまで以上の期待のもと想像したり待つことができました。「ものを治す」ことから「ものを造りだす」スタンドを主人公が持っていること、それが開花するに至る苦境とそれを乗り越えつつ強くなるジョルノジョバーナの硬い信念は何回読んでも感動します。遠隔操作型スタンドベイビーフェイスとの一戦では他の仲間の効きを知られずかなりのピンチでしたが、それをチャンスに変え見事ゴールドエクスペリエンスを進化させる、この「苦境からの成長」を前作では敵であり吉良の持ち味として描いていましたが、第五部では主人公ジョルノがしっかりと果たしているところも共感でき楽しめる点でした。
50代男性
50代男性
序盤からハラハラさせられる展開が多く、すぐにこの世界に引き込まれました。例えばブチャラティーがジョルノ・ジョバーナの顔を舐めるシーンとか凄かったですね。汗の味にまで考えが及ぶとは、ブチャラティー恐るべしと感じたものです。その後のポルポも試験も簡単なようでいて、なかなか難しい。よくこんな試験を思いついたな~と感心しました。そこからは急展開となりましたが、印象に残っているのはドッピオが出てきた辺りから。まずドッピオvsリゾット・ネエロ戦が凄かったです。ボスvsボスという感じの対決でしたし、まさに最強決定戦ともいえるべき内容の戦いでした。まあドッピオの方はボスの力をフルに使えたわけではないので、リゾット有利ではあったんですけど。そのドッピオですが、何でも電話にしてしまうというのが最高に面白かったです。まさかタバコの吸い殻まで電話機にしてしまうとは想定外。この辺りは爆笑させてもらいました。そしてラストのvsディアボロも凄かったです。まさか時間を飛ばしてしまう効果があるとは。もしポルナレフの編み出した対抗策がなかったらジョルノ達は瞬殺されていたかもしれません。それぐらい強い敵でした。ラスボスに相応しい実力を持っていましたし、息もつかせぬ戦いの連続で最後まで面白かったです。

ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン

10代男性
10代男性
ジョジョの奇妙な冒険「ストーンオーシャン」の個人的な感想としては、1〜5部にとは違い主人公やその周りのキャラクター達が主に女性だったという点に魅力を感じた。主人公が女性になったことで読者からは賛否両論の意見かあったが私は非常に素晴らしい作品であると感じた。そう思った理由としてはまず女主人公であるため精神や行動力が弱いと感じることがあるが徐倫は違った。常人なら心が折れるよな、諦めるような事があったとしても徐倫は弱音を吐かずその壁を超えてゆける黄金の精神がやはりあるんだなと感じた。6部ではスタンドやキャラクターの名前にも魅力があると私は思った。6部のキャラクター達の名前の由来となるのは基本的に有名なブランドの名前を取り入れている。そのせいか名前を覚えるのがあまり得意ではない私も見た時に1度で覚えることの出来るインパクトがあり、その点も踏まえて素晴らし作品であるなと感じた。また最後の戦いも印象に残っている。ジョジョの奇妙な冒険では基本的に最後はラスボスが登場し沢山の犠牲を払いながら勝つのが王道であった。しかし6部ではその王道から大きく離れた最後となっている。これは私が話すよりも直接漫画を読んでもらいたい。私の一番好きな部はこの徐倫が主人公の6部である。
30代男性
30代男性
ジョジョシリーズはすべて読んでいる私ですが、6部はとにかくかなり早い段階で出てくる悪役の存在が強かったと思います。今までのかなりわかりやすい動機の悪役と異なり、この人物の目的、天国を作り人類を導くということは生い立ちも含め正直本当に悪と呼べるのだろうかと深く考えさせられました。主人公の徐倫は初の女性主人公でジョジョには珍しく結構可愛いですが、歴代主人公に比べるとはるかに強いとは言えないスタンド能力で強大な敵に立ち向かっていくのが健気というか読んでいて応援したくなりとても良い存在です。また徐倫のスタンド、ストーンフリーのデザインも細身でクールなデザインで格好良く、悪役のスタンド、ホワイトスネイクやC-MOON、メイドインヘブンなどは格好良さに不気味さが絶妙にマッチしていて非常にカリスマ性のあるデザインで好きです。勿論ジョジョシリーズの御多分にもれず6部の戦闘は非常に格好良く、ラスボス戦は全て手に汗握るもので好きですが、他にも頭を使うグリーングリーングラスオブホームというスタンドとの戦闘やマンハッタントランスファー、スカイハイ戦が特に好きです。またボヘミアンラプソディ戦は思わずその手があったかと読みながら喋りそうになるほどに凄い展開でした。総じてやや5部までに比べると能力も複雑になり大人向けになった印象ですが、今までのジョジョが好き、頭脳戦、深いメッセージ性が好きなら絶対に楽しめる内容だと思います。
30代女性
30代女性
ジョジョシリーズということで、5部からそのまま何も考えずに読み始めました。絵がさらに見にくくなっていることや、ところどころスタンドバトルが難しかったことから、内容が掴めない部分があったけど、最後には読んでよかったと思えるジョジョでした。初の女性主人公ジョリーンは、性格的は男前で、腕っぷしも強くて、頭も切れる、さすが承太郎の娘って感じで見ていてストレスを感じません。でも強すぎる分、感情移入はしにくかったかなー、と思います。ジョリーンの周りのキャラの方が人間味があり、私はそっちの方が好きになりました。女性刑務所が舞台だし女性キャラが多いのでバトルは緩めかと思いきや、バトル展開はかなり多いなと感じました。ギャグ回もあった3部と比べて、息つく暇もなかった5部に似ていると思います。これまでにないようなスタンドがたくさん出て、ほんと作者の荒木先生はすごい。読む側の教養や基礎知識があるとより分かりやすかったのもしれません。歴代ジョジョシリーズの「正義の心」「意志の強さ」は6部のキャラ全員に受け継がれていて、最後は王道の少年マンガになっていると思いました。
最終バトルについては、紙面で読むと分かりにくかったので、アニメ化に期待しています!
30代男性
30代男性
ジョジョ初心者には少々難しいということは間違いないです。スタンド能力研究、スタンド使い同氏の駆け引き、敵スタンドの弱点を突いた一転攻勢というのは、本作品を通じた見どころではあるのですが、初見での理解は難しいと思われます。多くの方が語られているように、クライマックスについては、かなりぶっ飛んだ展開、決着方法になります。しかしながら、デザインのち密さや構図は、やはり一級品です。また、アメリカを中心に描いているので、文化的なことも学べるかもしれません。また、単行本で楽しむ方は、ぜひ、作者の言葉を読むと理解が深まることでしょう。第6部といえども、第5部までと同じように、以前の登場人物が関わってきたり、ジョースター家の人間が再登場する場面は、ジョジョの奇妙な冒険を長く読んでいるファンとしては、胸が熱くなるシーンです。そういう意味で、第1部から通して楽しんできた読者の方が、第6部を呼んだ時の面白さ、点と点がつながる爽快感を得られることでしょう。また、ファッションブランド・デザイナーをモチーフにしたスタンド名が数多く登場しますので、そういったファンは、また違った楽しみ方ができることでしょう。とはいえ、やはり理解が難しいシーンは、ゆっくりと読み進めるか、ジョジョファンが身近にいたら、ぜひ聞いてみることをお勧めします。しっかりとした理解だけではなく、新たな視点が発見でき、さらなる面白さがわいてくることでしょう。
30代男性
30代男性
ジョジョシリーズで唯一のバッドエンドでかつ女性が主人公の作品。
正直あまり好きなシリーズではありません。
話の内容的にはとても面白いと思ったのですが、作中のスタンドの能力が複雑になりすぎて理解できない場面もいくつかありました。
そうした場面はアニメ版を見るとだいたい理解できるので、アニメ版に期待していますが、ディオの息子の地下の記憶がどうとかいう能力は意味がわかりませんでした。
あと、承太郎とスタープラチナが3部の時から比べると別人かというくらい痩せていてビックリしました。
あと、4部の時から思っていたのですが、承太郎は3部の時にはもっと長く時間を止められていたので、あれからそれなりに練習を続けていれば今回もあんなに苦戦をしいられることはなかったのではないかと思ってしまいます。
まぁ、そうなると話として面白く無くなってしまうのですが。
主人公の空条徐倫は、スタンドを使いこなすのがとても早いなと感じました。最初の敵となるジャンガリ・Aとの戦いではストーンフリーの能力で相手が撃った弾丸の軌道を変えるなど能力の理解と応用力が凄いなと思いました。
そこはやはりジョースター一族だからなのでしょう。
最初に述べたようにこのシリーズはバッドエンドなのですが、ボスキャラの能力で世界が一周してパラレルワールドになるのが理解できませんでした。なので、トータルあたり好きではなかったです。
40代男性
40代男性
主人公が女性という点ゆえの不安感を初回から拭い去るジョジョ作品の中でも圧巻にスタンド勝負の部だと思います。「造りだす」能力やスタープラチナなど時を操るスタンドが出尽くした今、主人公の決め手が自己犠牲にもとづく機知と独創性というメンタル部分を武器としてストーンフリー、本当に素晴らしいと思います。前作のボスの娘トリッシュをほうふつとさせる徐倫ですが、気の強さや賢さは格段上で、刑務所の中であっという間に成長してゆく「少女から大人」への描写とそれを取り巻く人間模様も丁寧に描き出されており、女性主人公ならではの良さだと思います。時を操作する能力が今度はプッチ神父という敵側に現れるものの最初からではなく外部の要素そして宿敵DIOの名残さえつけ時を超えて回って来る展開に第一作からの一貫性を楽しむことができます。女性主人公ゆえに取り巻く女性陣たちの行動や過去も魅力的で、エルメスの男女関係のもつれとそれを一刀両断するメンタルの強さ、女看守の一見無敵のスタンドを二進法で打ち破るオリジナリティは、各スタンドの相性や駆け引きをいっそう際立たせているとも思います。エンポリオの存在は第4部の隼人を思い出させますが、初回からキーマンとして存在しかつ謎多き少年としての位置づけが徐倫との釣り合いを保ち、最後まではまり込む展開に寄与していると思います。

ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン

20代男性
20代男性
私はジョジョ7部がとても好きです。理由は2つです。1つ目はフレッシュさと懐かしさが混ざった世界です。7部は1から6部と違う世界にあり、時代も19世紀に戻っています。懐かしさとフレッシュさの例えの1つとして、ジャイロツェペリです。ツェペリと言えば1部と2部に出てくるキャラクターであるが、その世界では波紋使いとして出てきます。しかし、7部ではツェペリは全く新しい技を持っていて、ボールブレイカーと言います。ネタバレになるかもしれないので私はこれ以上、ボールブレイカーについて言いませんが、波紋と幽波紋違う能力が出てくるフレッシュさが良かったと思います。私が7部の好きな理由2つ目はレース展開が面白いからです。この部では馬を乗って、アメリカ東部から西部まで競争します。様々なステージがありますが、誰が勝つかわからないぐらい熱い戦いになっています。その間では7部の世界はどういう世界なのか知ることができます。先程書いたように1から6部と世界が違います。私たちの歴史や文化はこの7部と多少違ってくるので、奇妙さを増していてとても面白いです。私はこのように7部の面白さを2つの理由で伝えました。ありがとうございました。
30代男性
30代男性
失礼ながら、7部を読むまではこのシリーズは面白くないのではないかと思っていました。
しかし、実際に読み進めて行くと間違いなく6部より面白い。むしろ全てのシリーズで考えても上位に入るとすら思いました。
アメリカ大陸を横断するレースの話なのだが、下半身が不自由な主人公ジョニー・ジョースターがジャイロ・ツェッペリィに』回転』について教えてもらいながらスタンド能力を開花し成長していく物語がとても面白く、続きが気になって仕方がなかった。
気付けば単行本を一気見してしまったほどその内容は面白かった。
ただ、こちらのシリーズは第6部でプッチ神父のスタンド『メイドインヘブン』の時間を加速させる能力によって生まれたパラレルワールドなのだということを認識しておかないと少し混乱すると思います。
なぜならジョジョシリーズは、そのシリーズが進むにつれて前作よりも先の時代の話になって行くのに、今回は明らかに前作よりも前の時代の話になっているからです。
さらに登場人物の名前も色んなシリーズに出てきたキャラクターの名前に似ているし、どういうこと?と混乱しました。
知り合いのジョジョ好きな方に聞いてみると、7部は6部までとは違ったパラレルワールドの話になるので、似た名前の人物が出ているのだという事でした。
ストーリーは面白いので、パラレルワールドという事だけ認識して読んでみてほしいです。
30代女性
30代女性
今までのジョジョとは違い、最初ジョースター家がメインでなくツェペリ家がメインだったので驚きました。もちろんジョースター家やディオ、アブドゥルといったおなじみのキャラクターもでてきて懐かしくなりますし、敵のキャラクターもとても魅力的です。私が好きな「SOUL’d OUT」というラップグループの曲名の「ウェカピポ」というキャラクターがいて嬉しかったです。そして今回は北米横断レースをするためにキャラたちが騎乗しているのでとてもカッコいいです。荒木先生の迫力のあるレースシーンは必見ですし、また今回も様々なスタンド能力が出てくるのでどんなスタンドなのかツェペリ達と推理するのも一興です。女性キャラのルーシーというレース主催者の妻であり少女が出てくるのですが、そのキャラデザが可愛くて良かったです。スケールが大きくまるで映画を見ているようにドラマティックな本編。主人公のジャイロは「ニョホホ」という独特な笑い方をしたり、くまちゃんのぬいぐるみを持っていたり面白いキャラで好きです。彼と共に行動するジョジョことジョニィはどちらかというとクールで対照的な2人が共に旅をするのはとても愉快です。さらにレースだけではなく、ある聖者の遺体が絡んでくることでさらにミステリアスな展開になっていきます。
30代女性
30代女性
いままでのジョジョシリーズとは一線を画す、主人公・内容・展開でとても楽しめました。少年漫画によくある「敵を倒す」という単純な話ではないので、どんな終わり方をするのかまったく想像できず、最後までワクワクしながら読みました。主人公のジョニィは最初ヘタレだし性格はいまいちだしで、なんでこんな主人公?って感じだけど、もう一人の主人公ジャイロとピンチを切り抜けていくうちにだんだんと成長していくので、気づいたときにはすっかり応援。ジャイロはとくにかく最初からド派手だし強いし、魅力的な男です笑。スタンドバトルももちろんあり、読者が予想もしない方法で勝つのがジョジョの醍醐味ですが、7部でも健在というか過去最高の勝負がいくつもあったと思ってます。ほんとうにシビれるようなバトルがいくつもあって、読み応え十分でした。北米大陸横断レースを通して育まれていくジョニィとジャイロの友情にも感激。初めて出会う2人が、次第に打ち解けていくのが自然でいい感じです。スタンドとか北米大陸横断レースとか、ありえない設定ばかりの中、友情を育むところは妙にリアルで、心情がゆっくり自分に入っていきます。心を動かす名言に、最後は涙が止まりませんでした。
30代男性
30代男性
ジョジョ7部、通称スティールボールランは序盤はそれまでのジョジョとは全く違う感じでぱっと見大陸横断レース漫画のようでしたが、実際はただのレースと見せかけた悪役の陰謀が判明する割といつもの戦闘漫画でやはり面白いの一言です。7部と他の部との決定的な違いとして、主人公のジョニィジョースターが”漆黒の意志”と作中で呼ばれる精神を持っていることが重要なメッセージだと感じました。それまでの無関係な人間を巻き込んだりすることへの正義感による怒りや人を助けたい気持ちを表す”黄金精神”と全く異なり、ジョニィの”漆黒の意志”は無関係のものへ殺人も厭わないほどの強烈な意志の強さを表しており、ある意味で今までのジョジョキャラの中で最も強い意志を持つ主人公としてとてつもなく印象に残りました。また7部は主人公側がジャイロとジョニィのたった二人のことが多く、これが信頼関係について考えさせられる非常に良い描写だと思います。勿論スタンド能力を使った戦闘の爽快さも健在で、イン・ア・サイレントウェイ戦の成長描写、絶望的状況からの頭脳による逆転は特に強く印象に残っています。黄金長方形を使った黄金の回転というのはあらゆる作品のなかでもとんでもなく凄い設定ではないでしょうか。悪役は歪んだ正義、主人公はまっすぐな悪という感じでありながらどの人物にも共感できて非常に興味深いという感想です。
40代女性
40代女性
「ジョジョの奇妙な冒険第7部スティール・ボール・ラン」は、時代が打って変わって昔のアメリカとなっていました。主人公はジャイロ・ツェペリとジョニィ・ジョースターですがどっちかと言うと、ジャイロが主人公格で今までのジョジョとは違う感じでした。あとこのレースの主催者スティーブン・スティールが、今までのジョジョシリーズの中でも屈指のギャグテイストキャラで、14歳の妻(ルーシー)に甘える様とか他のキャラからやっちまったと現場が固まったりとか、個人的にはジョジョの奇妙な冒険の中で一番笑えるキャラクターでした。話が進むごとに、シリアスでジョニィが成長する感じが強くなっていくので、第一部のウィル・A・ツェペリとジョナサン・ジョースターの関係にも見えてきました。実際終盤はそんな印象が強いと思います。ジョニィは以前は傲慢さで下半身不随にあってレースに出るとか無理ゲー(困難すぎてクリア出来ない)なキャラクターでそもそも見物に来ていたのですが、ジャイロがきっかけで動かないはずの脚が動いたので飛び入り参加と言う展開となっています。レースの参加者にはこれまでのシリーズの登場キャラクターがこの世界(パラレルワールド的な)による姿があって、モブキャラとして出てくるパターンが結構あって過去作品読破しても見落としてしまうと言うのが割とあるのでその辺りは注意です。とは言え別に気づかなくても話は十分面白いので、過去シリーズのある人物(知ったら凄すぎて感動すようなキャラです)以外は無理に知らなくて良いキャスティングの漫画です。

ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン

30代男性
30代男性
記憶をなくした主人公、東方定助とロカカカという謎のフルーツが重要になる作品でしたが、とにかく設定が凝りに凝っていて凄すぎるの一言でした。ジョジョシリーズはすべて読んでますが、今までは割と主人公がわかりやすい悪に対して立ち向かうというシンプルな構成がメインだったので、ミステリーやSFのような要素がかなり多くなり、主人公の目的はなんなのか、敵の目的は何なのか、そもそも敵は誰なのかというのがゆっくりと明らかになっていくので少年漫画でなく青年漫画な内容に変わった印象です。しかし子供から大人まで楽しめる戦闘シーンや登場人物の成長描写、メッセージ性は相変わらず素晴らしく、特にめそめそしていた感じの空条仗世文が成長し覚悟を決め、敵を一気に倒すシーンのカタルシスが凄かったです。今回の悪役は6部や7部と異なり割と明確に悪しき存在ですが、この人物の動機も現代社会の問題点についての風刺のようでリアリティがありとても良かったと思います。スタンドのデザインも相変わらず秀逸で、定助のソフトアンドウェットが割と人気のようですが、私個人としてはスピード・キングとワンダー・オブ・Uのデザインが特に格好いいと思いました。総じて、今までの王道アクションなジョジョを期待すると少し話が難しくなり苦手になる人も多いかもしれませんが、逆に今までジョジョに興味がなくても設定の凝った戦闘漫画が読みたい人は絶対に楽しめる内容だと思います。

漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の作品情報

漫画名ジョジョの奇妙な冒険
作者荒木飛呂彦
出版社集英社