呪術廻戦

呪術廻戦 家入硝子(いえいりしょうこ)|五条と夏油との関係/裏切者なの?完全解説!

呪術廻戦 家入硝子(いえいりしょうこ)概要/プロフィール

呪術廻戦 家入硝子(いえいりしょうこ)の概要

五条や夏油の同級生で、現在は東京都立呪術高等専門学校の医師を務めています。
反転術式を他人に施せる数少ない人物の1人で、とても重宝されています。
ミステリアスな雰囲気を纏う美女ですが、作中ナンバーワンの酒豪というギャップの持ち主。

呪術廻戦 家入硝子(いえいりしょうこ)のプロフィール

名前家入硝子(いえいりしょうこ)
年齢28歳
誕生日11月7日
階級不明
出身地不明
身長170㎝位と思われる(約190㎝の五条の首位の高さ)
体重不明
趣味・特技:
好きな食べ物
苦手な食べ物甘い物
ストレス夜勤

家入は、右目に泣きボクロがあり、常に出来ている目の下のクマや白衣なども相まって、ミステリアスな印象を受ける美女です。
クマは、派手な怪我人がたいてい家入の所に運ばれてくるので、忙しいから出来てしまうんだとか。
また、高専生時代は今よりも可愛らしい雰囲気のショートヘアでしたが、現在はストレートのロングヘアになっていて、綺麗系の大人の女性になっています。

呪術廻戦 家入硝子(いえいりしょうこ)生い立ち

高専の卒業生

家入は高専の卒業生で、五条と夏油の同級生であり、夜蛾の教え子でした。
五条と夏油というクセの強すぎる同級生を持ちながらも、彼らとの関係も良好で、五条がかけているサングラスを試しにかけてみている、いたずらっ子のような家入のシーンも描かれています。
また、2人が喧嘩し出しそうな空気を察知し「にげろ」とその場を去るなど、2人の扱いもよく分かっていたようです。
歌姫に「硝子!アンタはあの2人みたいになっちゃ駄目よ!」と言われた際には「あはは。なりませんよ、あんなクズ共」と、しれっと2人を「クズ共」と評していました。
仲の良かった3人でしたが、後に夏油は非術師を100人以上殺害し、呪詛師になってしまいます。
死刑対象となり姿をくらませていたものの、喫煙所で煙草を吸っていた家入の元に突然現れ、「や」と声を掛けており、夏油は家入にだけ、自ら会いに行っていました。
夏油に気付いた家入は「犯罪者じゃん。なんか用?」とけろりと答えていますが、その後「一応聞くけど冤罪だったりする?」「重ねて一応。何で?」と、家入らしい言葉で尋ねています。
表面上はけろりとしていたものの、”もしかしたら冤罪かも”とも思っていたり、理由を聞いてみたりしていることから、家入も夏油が呪詛師となったことに対し、少なからずショックを受けていたことを察することができるシーンでした。
ちなみにファンブックでは、”呪詛師となった夏油にどう思っているのでしょうか”という質問に対し「バカだよね~」と思っている、と書かれています。
五条はそんな家入の夏油への思いを気遣って、夏油が亡くなった後の処理を、家入ではない者に頼んでいます。

呪術廻戦 家入硝子(いえいりしょうこ)の人物像・エピソード

アンニュイな雰囲気

ビジュアルからミステリアスな印象を受ける家入。
実際にはアンニュイな性格をしています。
高専生時代、五条は身の回りで唯一反転術式を使える家入に、どうやって使うのか聞いてみたところ「ひゅーっとやってひょいっだよ。分かんない?センスねぇ~」と、なんともゆるい回答をされていました。
そんな家入ですが、現在は優秀な医師。
虎杖が上層部の思惑で死亡し、解剖を任された際に「しっかり役立てろよ」という五条に「役立てるよ。誰に言ってんの」と静かに返しています。
ちなみにこの後、虎杖は生き返るのですが、五条は虎杖を表面上死んだままにしておいて、その間に虎杖に訓練を付けて、また狙われる前に力を付けさせようと考えていました。
その方針を家入に伝え「記録上、悠仁は死んだままにしてくれ」と頼んでいることから、五条が家入を信頼していることが分かります。

さりげない気遣いが出来る優しい人物

基本的にクールな家入ですが、虎杖が真人の作った改造人間を殺し、肩を落としていた時には、電話口でわざわざ「虎杖は聞いてるか?」と虎杖に話しかけ、「コイツらの死因はザックリ言うと体を改造させられたことによるショック死だ」「君が殺したんじゃない。その辺り履き違えるなよ」と伝えています。
改造人間とはいえ「人を殺した」と感じ、胸を痛めていた虎杖を、さりげなく気遣ってフォローしているこのシーンからは、家入の根底にある優しさを感じ取ることができますよね。

呪術廻戦 家入硝子(いえいりしょうこ)の関係者

庵歌姫

家入と非常に仲の良い先輩です。
歌姫のプロフィールにもはっきりと「家入さんと仲良し」と書かれています。
家入は作中ナンバーワンの酒豪で”ざる”であり、好きな食べ物も趣味も「酒」なのですが、歌姫もお酒(ビール)が大好きとのことなので、話が合うのでしょうね。
過去編で、呪霊の結界に閉じ込められた歌姫と冥冥の元に、五条・夏油・家入の3人が駆け付けた時のこと。
五条は助けてくれたものの「助けに来たよ~歌姫。泣いてる?」とからかい、夏油はそんな五条を「悟、弱い者イジメは良くないよ」と注意しつつ、歌姫をナチュラルに煽る始末でした。
そんな中家入だけが「歌姫センパ~イ、無事ですか~?」「心配したんですよ、2日も連絡なかったから」と歌姫の身を案じることを言っており、歌姫は家入に抱き着いています。
家入は高専生時代から喫煙していましたが、仲良しの歌姫のすすめで禁煙し、5年が経っているとのこと。
ちなみに家入の喫煙シーンが描かれたのは、夏油が呪詛師に堕ちた時、渋谷事変中、渋谷事変後の3回です。
歌姫のすすめで5年前から禁煙してはいるものの、渋谷事変中には「学生時代を思い出す」と言って1本だけ吸っており、渋谷事変後は灰皿が山を作るほど大量に吸っていました。
渋谷事変で五条が封印されてしまったため、ストレスやショックを感じてタバコを吸いまくってしまったのかもしれません。

呪術廻戦 家入硝子(いえいりしょうこ)の能力

反転術式の使い手

家入が扱えるのは反転術式のみです。
その反転術式とは、負の呪力に負の呪力を掛け合わせ、正の呪力を生む非常に高度な術式のこと。
マイナスとマイナスをかけると、プラスになることを考えるとイメージしやすいかもしれません。
こうして生まれた正の呪力を使うことで、肉体の回復が可能になります。
呪力は元々負のエネルギーなので、肉体が負の呪力で出来ている呪霊は、そのまま呪力を流すことで正の呪力を生むことが出来るます。
そのため呪霊にとって反転術式での治癒はさほど難しいものではないそうですが、人間の体は正のエネルギーで出来ているため、人間の体を反転術式で回復させるには、極めて繊細な呪力操作の才が求められます。
そんな反転術式を現在使えることが分かっている人間は、家入、乙骨、宿儺、五条、羂索、裏梅の6人です。
中でも、反転術式を他人に施すというのは更なる技術が必要で、今の所、家入、乙骨、宿儺の3人しか、他人の治癒が可能な人物はいません。
それ故に家入は非常に重宝されており、高専生時代から、危険な任務で外に出ることはなかったそうです。

呪術廻戦 家入硝子(いえいりしょうこ)の現在の立ち位置 2021年10月時点

医師として高専に勤務

高専卒業後、ズルして2年で医師免許を取得し、医師として高専に勤務しています。
”ズル”といっても、国家試験はちゃんと受けており、受験資格を適当にでっち上げたそうです。
反転術式などを使って運ばれてきた術師達の治療をするだけではなく、改造人間を解剖して何が起きているのかを調査したりと、様々な役割をこなしています。

高専時代と現在の家入は、少し性格が変わったように感じられますが、別に変わったわけではなく、単に高専に勤務するようになってから目下と接する機会が増えたことで、仕事モードのオンとオフが出来たから、とのことでした。
また、基本的にはノンポリだという家入。
呪術界上層部と、家入の友人である五条は対立していますが、家入自身は「五条派」というよりは、親しい五条の方にちょっと寄っているだけなんだとか。
ちなみに同じく高専時代からの後輩である伊地知も、現在補助監督として高専に務めています。
五条に責められる伊地知を見た家入は、「あまり伊地知をイジメるな。私達と上の間で苦労してるんだ」とフォローしており、伊地知は「もっと言って…」と”キュン”としていました。
更に小説版「夜明けのいばら道」の中では、疲労が蓄積した伊地知が”気分転換”として思わず家入に会いに行ってしまったり、家入に飲みに誘われて舞い上がっていたりと、もしかしたら伊地知は家入の事が好きなのかな?と思わせる描写がありました。

呪術廻戦 家入硝子(いえいりしょうこ)の最新の状況 2021年10月時点

渋谷事変では戦場ドクターに

反転術式で生まれた正の呪力をアウトプットして他人を治療できる、超貴重な人物であるため、基本的に外に出ることはない家入ですが、渋谷事変では現場に赴いています。
その判断をしたのは夜蛾で、家入の居場所がバレれば敵は真っ先に家入を殺そうとするとして、夜蛾自身が呪骸と共に家入の護衛についていました。
家入自身は、そこまでの護衛は大袈裟ですよ、と言っていましたが、夜蛾は、「大袈裟なものか。反転術式で他人を治す、悟にも出来ないことだ」と返しています。
実際にその家入が現場にいたことで、重傷を負っていた伊地知や猪野は、一命を取り留めることができました。

渋谷事変後に家入が登場したのは真希の回想の中で、死滅回游の総則にある「術式の剝奪」について説明していました。
「”使用禁止”ではなく”剝奪”だから”縛り”でもない。となると脳に無理矢理何かしら作用するわけだから」「ルール的にも剝奪されると死ぬと思うよ」と、伊地知に言っています。
いつもの気だるそうな雰囲気のままではありましたが、その傍らには灰皿がパンパンになるほどの煙草の吸殻が描かれていました。

家入硝子(いえいりしょうこ)についての考察

内通者説

五条が勘付いた内通者の存在。
その後の五条と歌姫の調査により、「内通者は2人以上」「1人は学長以上の上層部」「もう1人その上層部に情報を流している者」というところまで判明しています。
内1人はメカ丸である事も分かりましたが、気になるのがもう1人の内通者ですよね。
実は、家入こそが、その内通者なのではないかと疑われているのです。
学長以上の人物には当てはまりませんが、内通者が”2人以上”である限り、家入にも可能性は残されています。
では、家入が疑われている理由についてご説明いたします。

①渋谷事変中に単独行動を取ろうとしていた

先ほど述べました通り、渋谷事変では現場に赴いていた家入ですが、護衛についていた夜蛾に「呪骸もいるし、私1人でいいですよ」と発言をしています。
夜蛾という貴重な戦力を、自分の護衛にするのは勿体無い、という意味に取れる発言ですが、実は「単独行動を取って内通者として暗躍したかったからなされた発言ではないか」と考察されています。

②少年院で虎杖の死を偽装したことを知っていた人物

上層部の思惑で少年院にて一度死亡した虎杖でしたが、その後宿儺とのやり取りで生き返りました。
しかし五条は、再び虎杖が狙われる前に、対応できるだけの力を付けようと、しばらくは表向き虎杖を死んだままにしておくことを決めています。
しかし何故か、羂索は虎杖が生きていることを知っていました。
漏瑚に「死んだのであろう?虎杖というガキは」と聞かれた時に「さぁ、どうかな」と意味深に笑っているのです。
この事から、内通者が羂索に、虎杖が本当は生きているという情報を流したのではないか、と言われるようになりました。
この時虎杖が生きている事を知っていたのは、五条、伊地知、家入、七海だけの筈で、五条と七海が内通者としては考えにくいことから、家入と共に伊地知も疑われています。

以上の2つの出来事が、家入が内通者として疑われるようになった主な根拠です。
家入の過去が明らかになっていなかったり、ミステリアスな雰囲気のある女性なので、「内通者だった」という展開は確かに有り得なくはないな、と感じています。
ただ、羂索が、「夏油の遺体の処理を家入にさせなかったから、楽に夏油の肉体が手に入った」と発言していることから、家入が羂索サイドの人間だというのは有り得ない、という否定的な意見も見られました。
しかしこれに対しても「夏油が亡くなった時点では内通者でなかっただけで、この後に内通者になったのなら有り得る」、「五条が元々家入を警戒していたから、夏油の遺体の処理を任せなかったのではないか」とも言われています。
どちらの説も辻褄は合っているので、家入が内通者なのか、もし内通者ならばその動機は一体どういうものなのか、本編で真相が明かされる日が非常に楽しみです。

呪術廻戦 キャラ解説(ネタバレ注意)