呪術廻戦

呪術廻戦 吉野 順平(よしのじゅんぺい)完全解説!声優/真人との関係/衝撃の最後などネタバレ紹介

呪術廻戦 吉野順平概要/プロフィール

呪術廻戦 吉野順平の概要

里桜高校の2年生です。
学校で理不尽ないじめに遭い不登校となっていた所、真人と出会い、悲劇に巻き込まれていきました。
映画鑑賞が趣味で、芥見先生曰く”しゃらくさい”性格をしています。

呪術廻戦 吉野順平のプロフィール

名前 吉野順平
年齢 享年17歳
誕生日 11月7日
出身地 神奈川
身長 165㎝~170㎝程度と思われる(約173㎝の虎杖よりも少し低い)
体重 不明
趣味・特技 映画鑑賞
好きな食べ物 天津飯
苦手な食べ物 数の子
ストレス 学校

吉野の特徴といえば、顔の右半分を覆う黒く長い前髪です。
その前髪で覆われた額には、いじめっ子の伊藤翔太達にタバコを押し付けられたことで出来た、痛々しい火傷の跡が複数あります。
いじめを受けているせいか、大人しく気弱そうな表情の多い順平ですが、心を許した虎杖の前では、無邪気な笑顔も見せていました。

呪術廻戦 吉野順平生い立ち

母親と二人暮らし

順平の両親は離婚しており、現在は母親の吉野凪と2人暮らしをしています。
父親は登場していないので詳細は不明ですが、順平の母・吉野凪は快活でサバサバしていて明るく、肝っ玉な女性です。
パートと、在宅で友人のデザイン業のお手伝いをしています。
煙草を吸っているようですが、「順平の前では吸わない」と約束をしており、その理由は作中では明言されていませんが、恐らく順平がタバコを押し付けられるといういじめを受けていた為と思われます。
また、順平が学校に行きたくない、と言った時も、深い理由を聞かず「学校?いいんじゃない、行かなくても」「学校なんて小さな水槽に過ぎないんだよ。海だって、他の水槽だってある。好きに選びな」と答えており、順平はそんな母に救われています。
凪は順平が不登校になっていることから、いじめられていることにはなんとなく気付いてはいましたが、順平が一生懸命隠していた為、あそこまで酷いものだとは思っていなかったようです。
順平はいわゆる思春期と言われる年齢ですが、母親との関係は非常に良好でした。

呪術廻戦 吉野順平の人物像・エピソード

いじめを受けて不登校に

1年生の時に友人2人と映画研究部を発足したものの、部室が不良グループ・伊藤一派の溜まり場にされてしまいます。
順平は3人の中で唯一、正当に抗議しましたが、それによって伊藤一派に目を付けられてしまい、いじめのターゲットになってしまいました。
順平には何の落ち度もなく、あまりに理不尽な理由です。
ある時、伊藤一派とつるんでいるつばさという女子生徒が「順平が胸を見てきたからシメて欲しい」と伊藤一派に頼み、順平はリンチに遭います。
もちろんツバサの言い分はいちゃもんであり、順平は、つばさが自分のために伊藤一派が動くことに快感を覚えていること、順平を使って自分の立ち位置を確かめて悦んでいるのだと見抜きました。
そこで言ってやるのです。
「ツバサさんは自分で思ってるほど可愛くないよ。それは3人共分かってる。それでもチヤホヤ持て囃すのは、君がやらせてくれそうだから」と。
痛い所を疲れたいじめっ子達は、言葉では言い返さず、再び順平に暴力を振るうのでした。
こうして順平は、殴る蹴るの暴行はおろか、時には虫を食べさせられてその写真を撮られたり、タバコを押し付けられたりと、思わず目を背けたくなるほど酷いいじめを受けていました。
その内に映画研究部も自然消滅し、部員との交流も途絶え、2年生になってからは不登校になってしまいました。

順平が何故イジメられるようになったのか、という点については本編では深堀されておらず、単行本のおまけページに書かれていただけでしたが、アニメ版ではしっかりと描かれていました。
芥見先生は「この辺のエピソードを描いた方がもうちょっと吉野の善い面をお届けできた気がする」とコメントされています。

“しゃれくさい”性格

芥見先生は順平について「しゃれくさい」とコメントされていましたが、確かに順平はいくつかの自論を持っています。
登場したばかりの場面でも「嫌いな人間が死ぬボタンがあっても、多分押せない。でも僕のことを嫌いな人間が死ぬボタンなら、迷わず押す」という、思わず考えさせられるような台詞がありました。
また、真人との会話の中でも、順平は「好きの反対は無関心なんて初めに言った人は、ちゃんと地獄に落ちたでしょうか」「悪意を持って人と関わることが、関わらないより正しいなんてあり得ない。好きの反対は嫌いです」と語っています。
まさに”しゃれくさい”と言うべき台詞や語り口調ですよね。
ただ、順平の置かれている立場を思うと、彼がこういった考えに行き着く理由は充分にあるかと思います。

呪術廻戦 吉野順平の関係者

真人

ある日、趣味である映画鑑賞に訪れていた順平。
しかし、前方の席にたまたま座っていたいじめっ子達を発見。
彼らがいるだけでも映画に集中できないのに、映画の放映中も大声で喋ったり携帯電話を弄ったりと、マナー違反をしまくっていて、順平は苛立ちを募らせていました。

そんな時、いじめっ子達の背後に立った真人。
「君達、マナーは守ろうね」の一言と共に、一瞬にして全員を無為転変で殺害しました。

一部始終を見ていた順平は、凄惨な遺体に怯えるよりも先に真人を追いかけて「僕にも同じことが出来ますか」と声を掛けています。
真人が使った不思議な能力が自分にも使えるのであれば、それを使って伊藤に復讐したい、と考えたのでした。
こうして真人と出会った順平。
真人は順平との会話の中で「君との会話はストレスがなくて助かるよ」「俺は順平の全てを肯定するよ」など、いじめられて自己肯定感が下がっている今の順平が、一番欲しいであろう言葉を次々と掛けており、順平はみるみる真人に心酔していきました。
また、人の魂が目に見えるという真人にとっては、喜怒哀楽は全て魂の代謝に過ぎず、心と呼ぶにはあまりに機械的で、人に心なんてないのだと順平に語っており、この考え方は順平に深く刺さることとなります。
ちなみに順平は、真人に出会う前からなんとなく呪霊が見え始めていましたが、特級の真人にあてられて、これ以降はっきりと呪いを視認出来るようになりました。

呪術廻戦 吉野順平の能力

式神「澱月」

順平は元々術式を持っていたものの、脳の構造が非術師だったため、術式を使えずにいました。
そこで真人が無為転変を使い、脳の構造に手を加えて術師の形に整え、順平が術式を使えるようにしました。
こうして順平が手に入れた術式は「毒」。
呪力から精製した毒を、クラゲの式神「澱月」の触手から分泌して戦います。
澱月を召喚する際の媒体は髪の毛です。
澱月の中に入り、打撃攻撃から身を守ることも可能。

また、澱月のモチーフについては、凪が「海だって、他の水槽だってある。好きに選びな」と話していたことから、海の生物であるクラゲがチョイスされたのではないか、と考察されています。

呪術廻戦 吉野順平の現在の立ち位置 2021年11月時点

虎杖の友達に

真人に心酔していた順平は、その真人によって呪術を使えるように脳を弄ってもらい、その力を使っていじめっ子に復讐しようと考えていました。
そんなある日、家に帰ると玄関の前には担任の外村が。
外村は、真人が殺したいじめっ子達について順平に「オマエ仲良かったろ」「友達もいないオマエをよくかまってやってたろ」と衝撃の発言をします。
担任でありながら、いじめの真実に見て見ぬふりをしていたどころか、気付いてもいなかった外村に、順平は「は?」とだけ返して目を見開いています。

頼れるはずの先生がこのありさまとは、順平の受けたショックは相当なものだったのでしょう。
「教師って…学校卒業して学校に勤めるからおよそ社会と呼べるものを経験してないですよ」「だからアンタみたいなデカい子供が出来上がるんでしょうね」と言って、外村に術式を使おうとしました。
しかしそこに、七海から順平の調査を頼まれていた虎杖が乱入。

順平に「ちょっと聞きたいことがある」「大事な用でして」と言う虎杖に、外村は「大事な用?子供が何言ってんだ」と虎杖をドンッと押しながら割って入っていきました。
これにはさすがにカチンと来た虎杖は、なんと外村のズボンを脱がし、そのままズボンを持って走り回るという方法で外村を巻くことに。
その後、順平の元に戻ってきて「そんじゃ行こうぜー」と声を掛けています。
嵐の様な出来事に戸惑いながらも、順平が”僕だけ引っ張って行けばよかったのに”と伝えると「んーまぁ。でもオマエ、アイツ嫌いだろ」「嫌いな奴にいつまでも家の前いて欲しくねーだろ」と、当然のように答えてくれた虎杖に、順平は目を見開いて「うん」と答え、虎杖についていくことにします。

こうして河原に移動して話し出した2人。
虎杖は色々と悩んだ挙句「映画館で何か見なかった?」と忖度のない聞き方をしましたが、順平は映画館の事件の犯人である真人を庇う為、「見てないよ」と噓をつくことに。
しかし虎杖はその順平の言葉を微塵も疑うことなく、「じゃあもう聞くことねぇや!」と順平の横に腰を下ろすと、「映画館で何観てたの?」と雑談を振ります。
この時虎杖も訓練で映画を観続けていた為、映画に詳しい順平とすっかり意気投合。
そして「今度オススメあったら連れてってよ」と虎杖が言うと、順平はピシッと固まってしまいました。
その様子に「あ、連絡先?ほい」と携帯を差し出した虎杖ですが、順平が固まってしまったのは、きっと虎杖があまりにも自然に”友達”として振る舞ってくれたからではないかと考えられます。
虎杖は何の気なしにしたことですが、いじめられて心を閉ざしてしまっていた順平にとっては衝撃的な出来事だったのです。
そこに通りかかった順平の母・凪が「友達?」と問いかけてきた際、順平は「さっき会ったばかりだよ」とやや斜に構えた返答をしましたが、虎杖は「さっき会ったばかりだけど、友達になれそーでーす」と屈託のない返事をしていました。
その後凪の誘いで、虎杖は吉野家で夕飯をご馳走になり、順平も涙を流して笑う程楽しい時間を過ごします。
虎杖の明るさや根っからの優しさに触れた順平は、思い切って「虎杖君は呪術師なんだよね?人を…殺したことある?」と問いかけます。
対する虎杖は「ない」「一度人を殺したら”殺す”って選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ。命の価値が曖昧になって、大切な人の価値まで分からなくなるのが、俺は怖い」と答えました。
この言葉を聞いた順平は、”人に心なんてない”という真人の考えに救われていたものの、自分が人を殺す事で、母親の魂が穢れてしまうなら、自分に人は殺せない、と、いじめっ子への復讐をやめようと改心しています。
虎杖という友達が出来たことで、順平の心にやっと光が差し始めていました。

呪術廻戦 吉野順平の最新の状況 2021年11月時点

衝撃の最期

復讐をやめた順平でしたが、その夜、凪が呪霊によって殺害されてしまいます。
その呪霊は宿儺の指に寄せられた呪霊で、宿儺の指は、真人が順平の家に置いたものでした。
しかし、真人は巧みな言葉で、宿儺の指を置いたのがいじめっ子の伊藤だと順平に思い込ませ、順平が伊藤に復讐するように仕向けます。
まんまと順平は翌日、呪術を使って伊藤もろとも学校を襲撃。
伊藤を殺しかけますが、寸での所で駆け付けた虎杖が止めに入ります。
「人間の感情…心は!全て魂の代謝!まやかしだ!」「奪える命を奪うことを止める権利は誰にもない」と言う順平に、虎杖は「誰に言い訳してんだよ」向かっていき、2人は戦闘に。
激闘の中で虎杖は、順平が学校を襲撃したことには理由があるのだろうと察しながらも、凪の事を思い浮かべ「それは本当にあの生活を捨ててまでのことなのか?」「人の心がまやかしなんて、あの人の前で言えんのかよ!?」と訴えます。

それはまさに、昨晩の順平が考えた事でした。
自分が復讐をして人を殺す事で、母親の魂が穢れてしまうなら、殺人なんてやめようと。
しかし、その凪が殺されてしまっているのです。
そして順平は、「人に心なんてない」「そうでなきゃ、母さんも僕も人の心に呪われたって言うのか」そう言って涙を流しました。
”人に心がない”という真人の理論に救われていた順平。

その背景には、人に心があるとするならば、自分がいじめられたことも、母親が殺されたことも、余計に受け入れることが出来ないという、悲痛な思いがあったのです。
順平の涙を見た虎杖は、その思いを受け止めるが如く、全ての攻撃を避けることなく受けた上で、話を聞かせて欲しい、と順平の手を握りました。
そして全ての話を聞き、虎杖は「高専に来いよ」「一緒に戦おう」と声を掛け、虎杖のまっすぐな思いが順平に届いたその時、背後に現れたのは真人でした。
真人は一瞬で虎杖を捉えると、順平の肩にそっと手を置いて語り掛けます。
「順平って君が馬鹿にしている人間の、その次位には馬鹿だから」「だから、死ぬんだよ」と、今度は順平が一番言われたくないであろう言葉を投げかけ、無為転変を発動。
順平は”グニィ”という効果音と共に改造人間へと姿を変えられてしまうのでした。
順平は真人を心から信頼していましたが、真人にとって順平は元々「おもちゃ」に過ぎず、虎杖と順平が出会ったため、「順平を殺して虎杖の怒りを買い、殺したいほど憎い相手を殺せない虎杖が、宿儺を頼って肉体を入れ替わるような状況」を作り出そうとしていたのです。
真人は順平の傷ついた心の穴に入り込み、面白半分で彼を心酔させ、利用し、殺害したのでした。
虎杖は自分の全てを投げ打って、順平を助けて欲しいと宿儺に懇願しますが、宿儺は「断る」と一刀両断し、ゲラゲラと笑い始め、その様子を見ていた真人も一緒になり、笑い出しました。
こうして虎杖は、真人も宿儺も、「どこまでいっても呪いなんだ」と改めて気付かされることとなりました。
その間に順平は涙を流しながら「ゆうじ…なんで…」と言い残して亡くなっています。

それから真人は虎杖にとっての宿敵となり、虎杖は「アイツを殺すまでもう俺は負けない」と覚悟を決めています。

また、この後学校には、順平は引っ越して転校した、というていで処理されてしまいます。
一般人には基本的に呪霊や呪術については伏せなければなりませんが、事件の被害者が多く、死者まで出ていると、高専側もさすがに誤魔化しきれないと考えたようです。
その後の学校が描かれたシーンでは、この期に及んで反省していない伊藤に対し、外村は「俺もオマエも、吉野の心を殺した罪を一生背負って生きていくんだ。見ているからな、伊藤」と言っているシーンが描かれており、外村は改心しているのだと分かります。

吉野順平についての考察

「なんで」の意味とは

順平が亡くなる間際に遺したのが何故「なんで」という言葉だったのかが読者の間で考察されているので、ここでご紹介いたします。

①直前に何度も「なんで」と思っていたから

これまで描かれた改造人間の中に「せんざい」「おべんとう」など、日常で使われる単語を繰り返している者がいたことから、改造人間にされる直前に考えていた言葉を繰り返す習性があるのではないか、と考えられています。
順平の場合は、虎杖との戦闘の中で、突然呪霊に殺害された母親を思い浮かべ「何で邪魔をする」「なんで」と何度も思っていたり、虎杖が順平の攻撃を避けずに受け止めた際も「なんで」と言葉にしているんです。
このことから、改造人間になった順平が「なんで」という言葉を呟いていたのではないかという説が浮上しました。
ただ、「なんで」の直前に「ゆうじ」と虎杖の名前を呼んでいるため、改造人間の習性に則って機械的に言葉を呟いていた、というこの説はあまり考えにくいかなと感じています。

②「存在しない記憶」の影響

「なんで」という言葉と共に気になるのが「ゆうじ」と呼んでいる事です。
それまで順平はずっと「虎杖君」と苗字で呼んでいたのに、何故この時だけ下の名前で呼んでいるのでしょうか。
そこで考えられるのが、虎杖と関わった東堂や脹相に発現した「存在しない記憶」という現象が、順平にも起きた可能性です。
「存在しない記憶」とは、芥見先生の口から「とあるきっかけで記憶がフラッシュバックする現象」だと明言されています。
例えば東堂の場合は、虎杖と女の子の好みが一致するという衝撃で虎杖と親友だった記憶がフラッシュバックし、脹相の場合は、虎杖の死を察知するという衝撃によって、虎杖が弟だった記憶がフラッシュバックしていることになります。
これを順平に置き換えると、改造人間にされるという衝撃によって、虎杖との何らかの記憶がフラッシュバックした、と考えることができ、何らかの記憶というのは、順平が亡くなる第27話の「もしも」の扉絵の内容ではないかと推測されているんです。
第27話の扉絵では、高専の制服を着た順平が、虎杖や伏黒、釘崎と親しげに笑い合っているシーンが描かれています。
もしこの記憶をフラッシュバックしたのであれば、虎杖のことを「ゆうじ」と呼んでいたのにも納得がいきます。
そして、突然溢れ出した存在しない記憶に混乱し「なんで」と呟いていたのではないでしょうか。

呪術廻戦 キャラ解説(ネタバレ注意)