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呪術廻戦 七海建人(ななみけんと) 完全解説!脱サラ呪術師の能力/強さ/死亡したの?

呪術廻戦 七海建人(ななみけんと)概要/プロフィール

呪術廻戦 七海建人(ななみけんと)の概要

五条悟の1つ下の後輩で、脱サラ呪術師で等級は1級の実力者です。
呪術師には珍しい常識人で、常に冷静沈着、正しい判断を下す「大人オブ大人」な人物ですが、元サラリーマンらしく、残業を嫌い、「労働はクソ」と言い切る一面も。
七三分けがトレードマークですが、”七海”という名前も七三分けから来ているそうです

呪術廻戦 七海建人(ななみけんと)のプロフィール

名前 七海建人(ななみけんと)
年齢 享年28歳
誕生日 7月3日
階級 1級
出身地 不明
身長 約184㎝
体重 不明
好きな食べ物 パン、アヒージョ(七海はグルメ)
嫌いな食べ物 平麵
ストレス 残業

母方の祖父がデンマーク人だという七海は、日本人離れした高身長と金髪が映えたキャラクターデザインです。
いつも掛けているサングラスですが、耳掛けがなく、これは七海の鼻が高いからこそ掛けられるものだと思われます。
ちなみにサングラスなどで目元を隠している呪術師は多いですが、それは「見られている」と気付いた途端に襲ってくる呪霊が結構いるから、だそうです。
名前の由来にもなっているという七三分けですが、高専生時代は同じ七三でも、前髪を降ろしての七三分けになっています。
また、「脱サラ呪術師」のイメージに沿ってなのか、常にスーツを身に纏っているのも七海の特徴です。

呪術廻戦 七海建人(ななみけんと)生い立ち

一度呪術師を退いた過去

初めて虎杖と会った時、五条から「脱サラ呪術師の七海君でーす」と紹介されている七海。
”脱サラ”と聞いた虎杖が素直に、なぜ初めから呪術師にならなかったのかを聞くと、「私が高専で学び気付いたことは、呪術師はクソということです」ときっぱり。
まさかの返しに、ぽかん、とする虎杖に対し、「一般企業で働き気付いたことは、労働はクソということです」と続け、まだ学生である虎杖は「そうなの?」と答えています。
ちなみにこの台詞が刻まれたTシャツが販売されたのですが、「労働はクソ」という思いに共感していた読者が多かったのか、早々に完売し、入手困難な代物となっています。
七海は、どうせクソならより適性がある方を選び、その結果呪術師をやっているとのことでしたが、一体何があってそのような思いを抱くこととなったのでしょうか。

五条や夏油らの1つ下の後輩として、高専に通っていた七海。
たった一人、灰原雄という同期がおり、2人は仲良しだったとのこと。
灰原は、”基本人の良いところばかり見ている”ような性格で、明るく、健気な少年でした。
しかし、2年生の時に2人で赴いた任務先で灰原が殉職。
当時、珍しく感情を露にして、やや取り乱す七海の姿が描かれています。
この一件を経て七海は「他人のために命を投げ出す覚悟を、時として仲間にも強要しなければならない呪術師はクソだ」として、呪術師を退いたのでした。
その後、一般企業に就職した七海でしたが、その企業はいわゆるブラック企業。
七海が後輩に対し「お客に対し、真摯であること。それだけは忘れずに」と正しく指導していた所、見るからに胡散臭いサングラスを掛けた金髪色黒の上司が「ファーストに考えるべきは会社の利益だ」と七海の話を遮り、七海が「伸び代のないクズ株を口八丁で買わせてもですか」と言っても、「オフコース!」と答えてくるような現場でした。
更には過酷な労働環境も重なり、七海の眼の下には濃いクマが。
そしていつも七海が通っていたパン屋で働く女の子に「大丈夫ですか?ちゃんと寝れてます?」と聞かれます。
彼女の肩には蠅頭が憑いており、もちろん七海は前から気が付いていましたが、放っておいても問題ない程度の蠅頭だったため、「下手に処理してヘンテコ霊媒師と思われても面倒だ」と放置していました。
そんな彼女に、「貴方こそ疲れが溜まっているように見えますが」と七海が言うと、肩が重くて眠りが浅いのだと、肩を叩く彼女。
もちろん蠅頭のせいです。
そして七海は、自分の仕事は簡単に言えば「お金持ちの人をよりお金持ちにする」もので、正直自分がいなくても誰も困らないのだと言いました。
その後、一瞬にして女の子に憑いていた蠅頭を祓います。
途端に軽くなった肩に驚いた彼女は、さっさと店を出ていった七海に大声で「ありがとー!」と叫びました。
その言葉を聞いた七海は、呪霊を祓って人を助けるという、呪術師にしかできない仕事に対するやりがいを思い出し、その場で五条に連絡。
こうして呪術師として舞い戻ってきたのでした。

呪術廻戦 七海建人(ななみけんと)の人物像・エピソード

事実に即し、己を律する

「事実に即し、己を律する。それが私です」と話していた七海ですが、その言葉通りであり、七海の信念は常に正しくブレる事もありません。
例えば、「大人には子供を自分より優先する義務がある」という考え方です。
虎杖との合同任務中、七海は「勝てないと判断したら呼んで下さい」と虎杖に伝えており、「ナメすぎじゃない?オレのこと」としょげた虎杖に対し、返したのがこの考え方についてでした。
七海は、呪術師である虎杖が既にいくつか死線を超えて来たことは認めており、その上で「枕の元の抜け毛が増えていたり、お気に入りの総菜パンがコンビニから姿を消したり、そういう小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです」と話しました。
「大人」である読者にとって、非常に共感性の高い台詞ではないでしょうか?
そしてその大人が子供を守るべきだという考えも、とても正しいものですよね。
実際に七海はその後、戦闘中はもちろんのこと、精神的な面でも虎杖を守っています。
例えば、真人との戦いに虎杖が向かうのを止めた一件です。
もちろん、特級呪霊である真人との戦闘が危険であるということもありますが、真人が「改造人間」を使い攻撃してくることを踏まえ、例え敵であっても「人を殺す」ことに胸を痛める虎杖を気遣っていたのです。
一人で戦いに行こうとする七海を心配し、食い下がる虎杖に対し、「この仕事をしている限り、君もいつか人を殺さなければいけない時が来る。でもそれは今ではない」、「理解して下さい。子供であるということは決して罪ではない」という言葉を掛けています。
また、人を殺せない虎杖について、真人が「現実と理想の摺り合わせができていない、馬鹿なガキ」と罵った時には、「それは違います。彼は今まさにその摺り合わせの真っ最中。どちらかと言えば馬鹿はアナタです」とはっきり言い返しました。

呪術廻戦 七海建人(ななみけんと)の関係者

猪野琢真

七海の後輩の2級呪術師です。
七海の任務を一度手伝ってから、めちゃくちゃリスペクトしているとのこと。
等級は2級ですが、七海曰く猪野の術式は準1級くらいすぐなれる程優れたものです。
しかし猪野は七海からの推薦にこだわっているため、2級のままなのであり、その理由を七海に聞かれると、呪術師という職業柄、”筋”が大事だと思っていると言い、更にその筋の通し方が分からなくなり、迷った時には「七海サンならどうするか」をいつも考えていると伝えました。
だからこそ、七海からの推薦なしに1級に上がるのは、違うと感じているのだと。
このエピソードから、猪野がいかに七海を尊敬しているかがとてもよく分かりますよね。
渋谷事変で七海は、猪野、伏黒と共に行動にしており、途中でそこに虎杖も加わりましたが、1級でしか通せない要請を伊地知と共に済ませるため、その場を一旦離れることに。
その時、まだ学生で守るべき存在である虎杖や伏黒のことを、「2人を頼みます」と猪野に託しました。
「…はい!」と力強く答えた猪野でしたが、その後「七海サンに頼られちゃった」と、思わず涙を滲ませています。
その後の戦いで猪野は「事実に即し己を律する」という七海の信念を思い返し、奮闘しています。

五条悟

七海の1つ上の先輩です。
七海は五条について「絵に描いたような軽薄、その奥にあるドス黒い強さ」と表現し、真人に近しいものを感じていて、五条について非常によく理解していることが分かります。
高専時代からの長い付き合いである2人。
五条は自分が出張でいない間、表向き死んだことにしていた虎杖を託していました。
その間に、虎杖は吉野順平という友達を失いましたが、順平の母は宿儺の指に寄せられた呪霊によって殺害されています。
その事について五条が「吉野って子の家にあった指について悠仁に…」と言いかけるなり、七海は「言ってません。彼の場合不要な責任を感じるでしょう」と食い気味に回答。
対する五条は「オマエに任せてよかったよ」と答えています。
短いやり取りですが、2人が虎杖の事を深く理解し、思いやっていることはもちろん、七海と五条の間にも、信頼関係が構築されていることが伝わってくるものではないでしょうか。
お互いの虎杖に対する認識や考え方が、言わずもがな一致しています。
そんな五条について七海は「私はこの人を信用しているし信頼している」と語り、ニヤリと得意気になった五条でしたが、「でも尊敬はしてません」と断言し、五条は「あ”ぁ”ん?」と怒っています。
また、じゅじゅさんぽでは、五条が七海にしつこく纏わりつき、七海が面倒くさそうにあしらう姿なども描かれていました。

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呪術廻戦 七海建人(ななみけんと)の能力

生得術式「十劃呪法」

対象の長さを線分し、7:3の比率の点を強制的に弱点とする術式です。
この点に当てた攻撃は必ずクリティカルヒットとなり、自分より格上の者にもそれなりのダメージを与え、呪力の弱い者であれば刀身を覆った呪具でも両断することが可能。

拡張術式「瓦落瓦落」

十劃呪法で破壊した対象に、呪力を篭めた拡張術式です。
本編では真人戦で使用しています。
通常攻撃ではダメージを与えられない真人に対し、全身を一撃で粉々にする必要があるとし、「十劃呪法」によって素手で壁を破壊し、その破片に「瓦落瓦落」で呪力を篭め、広域攻撃をしました。
これには真人も「これは流石に避けた方がいいかな」とこぼしています。
しかしそこで七海は、すかさず真人の足を切断して妨害。
真人は瓦礫に埋もれることとなりました。

時間外労働

七海が自分自身に課している縛りです。
定時である18時までの間は、80%~90%に力を抑えることで、18時を過ぎた時には「時間外労働」として、110%~120%の実力を出す事が出来ます。
場合によっては制限を破り、時間内に100%の力を出すことも可能ですが、その代わり時間外でも101%くらいになるとのことでした。
また、この縛りのデメリットは「残業」です。

黒閃連続発生記録保持者

黒閃とは、打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した瞬間、空間が歪み、呪力が黒く光る現象のこと。
威力は通常の2.5乗となり、黒閃を経験するかしないかで、呪力の核心との距離に天と地ほどの差が生まれるともいわれています。
七海はこの黒閃の経験者でもあり、その連続発生記録は4回で、「黒閃連続発生記録保持者」となっています。
ちなみに、百鬼夜行の際に発生した記録だそうです。

呪術廻戦 七海建人(ななみけんと)の現在の立ち位置 2021年9月時点

虎杖を導く存在

先述の通り、五条がいない間に虎杖と一緒に任務にあたった七海。
「人を正しい死に導く」ということを呪術師としての信念に据えていた虎杖でしたが、真人との戦いの中で、止む無く改造人間を殺すことになりました。
戦闘後、虎杖は悲痛な表情を浮かべ、人を正しい死に導くために、引き金を引かせないようにしていたものの、今回の戦闘で改造人間を殺し、自分で引き金を引いたことで「正しい死」が何か、分からなくなってしまったのだと、辛い胸の内を明かしました。
そして「正しい死って何?」そう問いかける虎杖に、七海は、「そんなこと私にだって分かりませんよ」としつつ、全ての人間を正しい死に導くというのは、きっと苦しい道であるが、それでも虎杖はその道を進んでいくはず。
そうであれば「死なない程度にして下さいよ」と告げるのです。
それは、自分がまさに真人戦で虎杖に命を救われたように、虎杖を必要とする人がこれから大勢現れるからであり、そしてそれはつまり「虎杖くんはもう、呪術師なんですから」と伝えるのでした。
例え虎杖が改造人間とはいえ人を殺したのだとしても、虎杖のおかげで救われた命も確かにある、そしてそんな虎杖はもう立派な「呪術師」なのだと伝えることで、呪術師としての信念を見失いかけている虎杖の、その生き方を認める形で導いたのです。
この言葉は虎杖の心に深く刺さっており、渋谷事変で真人と対峙した時に虎杖は、「証明しろ。俺は呪術師だ」と覚悟を決めて戦いを挑んでいます。

呪術廻戦 七海建人(ななみけんと)の最新の状況 2021年9月時点

渋谷事変で最期を迎える

渋谷事変でも、補助監督を多数殺傷した重面春太を圧倒するなどの活躍を見せた七海でしたが、陀艮戦で片目を失う怪我をした直後に現れた漏瑚により、半身を焼かれてしまいます。
それでもなんとか七海は生存しており、フラフラと駅構内を歩き、その状態でも出くわした大量の改造人間を瞬殺しました。
しかし、直後現れた真人。
七海の心臓に手を置きます。
死を覚悟した七海は、心の中で親友の灰原に問いかけました。
「灰原。私は結局何がしたかったんだろうな。逃げて逃げて、逃げ続けたくせに、やり甲斐なんて曖昧な理由で戻ってきて」
七海の言葉に答えるかのように、七海の前に現れた灰原はまっすぐに指を差します。
その先には、駆け付けた虎杖の姿が。
そして七海は「虎杖君。後は頼みます」そう伝え、真人によって殺されました。
七海は、自分が呪術師として戻ってきたその理由を、虎杖を導く事だったのだと見出し、亡くなったのです。
また、最期の言葉を伝える直前まで「虎杖にとって呪いになる」と、伝えるか否か葛藤していた七海。
実際にこの言葉は虎杖への”呪い”となり、その後の虎杖を支え続けているんです。

七海が殺された直後、釘崎をも真人に殺されて心が崩壊してしまった虎杖。
しかしそこに現れた東堂に、”オマエは仲間達から何を託されたのか”、と問われ、七海の「後を頼みます」という言葉を思い返し、七海に託された思いを繋ぐため、再び立ち上がりました。
そして「俺、ナナミンの分までちゃんと苦しむよ」そう覚悟を決めて、真人に黒閃を発動させるのでした。
生前はもちろん、七海は亡くなってからも尚、虎杖を導き、支えているのです。
また、こうして虎杖が再び立ち上がったのは、七海が亡くなった第120話が掲載された2020年9月7日から49日後の、2020年10月26日に発売された第126話。
七海の死から四十九日で、虎杖がこうして七海の死を受け入れています。
狙っていたのか、偶然だったのかは不明ですが、例え偶然であったとしても奇跡的な偶然ではないでしょうか。

呪術廻戦 七海建人(ななみけんと)についての考察

七海と同じ術式を持つキャラクターが登場?

渋谷事変後に始まった未曾有の呪術テロ「死滅回游」。
そのプレイヤーとして新登場した「髙羽史彦」というキャラクターが、七海と同じ術式を持っているのではないか、と考察されています。
高羽は、いわゆる”売れない芸人”。
先輩芸人の1人は、「元々面白かったが、埋もれてただけの奴」はいるが、オマエはそうじゃないと言って、芸人を二分して考えており、もう1人の先輩芸人も、売れる奴というのは、ずっと面白い奴か、ずっと自分の事を面白いと勘違い出来る奴なのだ、と内容は違えど、先程の先輩芸人同様、芸人を二分する考え方を述べます。
これを聞いた高羽が、「五分だ五分だと言うけれど…本当は七三くらいが…」と呟いたのです。
その後「ズッ」という不穏な効果音が描かれており、高羽が先輩芸人を殺害している可能性も考えられています。
高羽が言った「七三」という単語、これを聞いて思い出すのはもちろん七海ですよね。
この一件から、高羽が「十劃呪法」を持っているのではないかと考察されるようになりました。
また、七海の初期設定は、ブラック企業に勤めている人が、ある日自分の術式を自覚し、会社の人間を皆殺しにした呪詛師で、そこから徐々に仲間になっていく、という設定だったとのこと。
そこで、高羽がこの七海の初期設定をなぞり、先輩芸人たちを皆殺しにして呪詛師となる、というような展開もあるのではないかと言われています。

呪術廻戦 キャラ解説(ネタバレ注意)