呪術廻戦

呪術廻戦 禪院真依(ぜんいんまい) 完全解説!声優/能力/強さ/死亡シーンは?

呪術廻戦 禪院真依(ぜんいんまい)概要/プロフィール

呪術廻戦 禪院真依(ぜんいんまい)の概要

京都府立呪術高等専門学校の2年生で、禪院真希の双子の妹です。
非常に美しい容姿をしていて、女性らしい口調で喋りますが、芥見先生曰く「ナチュラルボーン煽リスト」で、滑るように憎まれ口を叩いています。

呪術廻戦 禪院真依(ぜんいんまい)のプロフィール

名前禪院真依(ぜんいんまい)
年齢16歳(京都府立呪術高等専門学校2年生)
誕生日1月20日
階級3級
出身地京都
身長約170㎝
体重不明
好きな食べ物ジャンクフード
嫌いな食べ物精進料理
ストレス東堂

真依は、真希とそっくりで、さっぱりとした非常に美しい顔立ちをしている上、身長はおよそ170㎝あり、手足もスラリと長く、モデル体型をしています。
その容姿の美しさは、あの禪院直哉もお墨付きです。
初登場時は、チャイナドレスのような制服を着用しており、夏服を欲していた釘崎から羨ましがられていました。
その後、交流会や渋谷事変など、戦闘中はボンタンのような形のパンツスタイルの制服を着ています。
髪型も初登場は少し長めのボブでしたが、交流会以降はその時よりも短くなったり、形が変わったり、細かく変更されています。
単行本のおまけページの真依のプロフィールにて、「髪型これでいいですか?」とコメントされていた芥見先生ですが、真依の髪型が変わっているのは、芥見先生が「しっくりきていないから」とのことでした。
ちなみに真希の方が、真依よりも直毛だそうです。

呪術廻戦 禪院真依(ぜんいんまい)生い立ち

禪院家で虐げられた日々

真依は御三家の1つ、禪院家の出身です。
禪院家は「禪院家に非ずんば呪術師に非ず、呪術師に非ずんば人に非ず」という格言が指し示す通り、”禪院家相伝の術式を継いでいるか否か”がその者の禪院家での扱いを大きく左右します。
相伝の術式を継いでいる者は優遇され、そうでない者は落伍者として術師人生をスタートする、と西宮は話していました。
そんな禪院家に、相伝の術式ではなく「構築術式」を継いで生まれた真依。
ただでさえ女性は、呪術界では「完璧」を求められており、スタートラインにすら立たせて貰えないこともあるといいます。
そんな”呪術界”の”禪院家”に、相伝の術式を持たずに女性として生まれた真依や、双子の姉の真希の扱いは酷いもので、雑用係同然にこき使われ、陰口を言われ、蔑まれて生きてきました。
禪院家次期当主候補で、禪院家の負の部分を象徴するような性格をしている禪院直哉曰く、真希は「アレはあかん。男を立てられへん」とのことでしたが、真依は「強がっとるけど自分が女やと心底理解しとる」そうなので、反発して強気な態度に出た真希に対し、真依はそうではなかったようです。

呪術廻戦 禪院真依(ぜんいんまい)の人物像・エピソード

ナチュラルボーン煽リスト

単行本のおまけページのプロフィールにて「ナチュラルボーン煽リスト」とコメントされていた真依ですが、まさにその通り。
美しい顔をしておきながら、口を開けば憎まれ口を叩いています。
例えば初登場となった、伏黒と釘崎の前に現れたシーン。
この時伏黒達には特に敵意はなく、「なんで東京いるんですか?」などと普通に問いかけていましたが、真依は煽リストを発揮。
この直前に少年院で死んだ虎杖を引き合いに出し「同級生が死んだんでしょう?辛かった?それともそうでもなかった?」「器なんて聞こえはいいけど要は半分呪いの化け物でしょ。そんな汚らわしい人外が、隣で不躾に呪術師を名乗っていて虫酸が走っていたのよね?」と述べ、伏黒達は顔色を変えて静かに激怒していました。
ただ、パンダ曰く、虎杖と面識がなく人柄なども全く知らない真依達からすれば、「宿儺の器」というだけで恐怖の対象でしかなく、伏黒達とはそもそもの認識が違うとのことなので、こちらが思う程、真依に悪意はないものと思われます。
ちなみにその後、釘崎と喧嘩になり、釘崎が締め技で真依を落とそうとしている時に「てめぇのその制服置いてけよ、私の夏服にしてやる」と言うと、真依はさすがというべきか、すかさず「その足の長さじゃこれは着れないんじゃない?」と言い返していました。

サバサバと強く生きる真希とは、また別の気の強さを持っている真依ですが、芥見先生は「高専じゃなきゃモテてたんじゃないっすかね!」とコメントされており、「告られてオッケーしたけど、翌日フッたみたいなエピソードがあったらいいな~」とこぼされていました。
真依には、小悪魔的な魅力が潜在的に備わっていると感じさせるコメントではないでしょうか。

双子の姉・真希

真依には双子の姉・真希がいますが、2人は”仲睦まじい姉妹”といった雰囲気ではありません。
交流会前に真依が東堂と共に東京校を訪れ、真希と顔を合わせた時は、真依の方は敵意剝き出しで「落ちこぼれすぎて気付かなかったわ」と煽り、真希も「落ちこぼれはお互い様だろ」と言い返しています。
その後の交流会のミーティングでも、真依は「真希は私にやらせて」と好戦的な態度を取っていました。
ですが2人は、決して憎み合っているわけではありません。

交流会が始まり、一対一のバトルとなった禪院姉妹。
両者の間には圧倒的な力の差があり、真希はあっという間に真依を追い詰めていきます。
そこで真依は「分かってた。アンタには私にはない才能がある」と真希の力を認め、その上で「昔から不安なんてないみたいに、未来へズカズカ突き進むアンタが大嫌いだった」と、真希への思いを考えました。
そこで真依は、一発逆転の罠を仕掛けます。
初恋も術式も、真希に教えたことはない、という真依。
それを利用し、6発すべての弾を撃ったと見せかけて、その隙を狙ってリロードさせまいと距離を詰めてきた真希に対し、構築術式で構築した弾丸を撃ったのです。
真依がリボルバーを使っているのは、こうして分かりやすく弾数でブラフを張るためでした。
勝ちを確信した真依でしたが、なんと真希は素手で弾をキャッチ。
こうして勝負は、真依の敗北に終わりました。
そこで真依が問いかけたのは「何で家を出たの?」という言葉。
そして、本当は自分は呪術師になんてなりたくなかったこと、それでも真希が頑張る限り、頑張らざるを得なかったのだと叫びました。
更に「なんで一緒に落ちぶれてくれなかったの?」と、本心を吐露します。
幼い頃、呪霊がいる道が怖くて歩けなくなってしまった真依。
そこで呪霊を視認できない真希は、「目ぇつぶってろ。見えなきゃいねぇのとおんなじだよ」と、真依の手を取り、引っ張って走ってくれました。
そんな真希を心から頼りにしていた真依は「手、放さないでよ」「絶対、置いて行かないでよ」と真希に約束をせがみ、真希も「当たり前だ。姉妹だぞ」と答えています。
それなのに、自分を置いて1人で禪院家を出て行ってしまった真希。
だからこそ真依は真希に対し「噓つき。大っ嫌い」と思うようになったのでした。

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呪術廻戦 禪院真依(ぜんいんまい)の関係者

西宮桃と三輪霞

2人共真依と同じ京都校の学生で、西宮は真依の1つ先輩の3年生、三輪は同期の2年生です。
3人は非常に仲良しで、西宮と真依で、純粋で騙されやすい三輪をちょくちょくイジっています。
バレンタインの時期に「メカ丸の好物は乾電池のエボルタ単三」と噓を吹き込んで、それを信じた三輪がメカ丸にエボルタ単三をプレゼントし、メカ丸に「俺はそういうんじゃない」と言われている所を見て、2人で爆笑していました。
また、夜中にお腹が空いた三輪が食堂に向かうと、既に西宮と真依がいて、西宮は当然の様に三輪の枝豆を食べていました。
それを突っ込まれても「ごめん」とけろりと答えるだけで「もっと申し訳なさそうにして下さいよ…」と三輪はたじたじしています。
このように仲良しな3人ですが、特に西宮と真依の絆は深いようです。
交流会で、虎杖暗殺計画を知った釘崎が西宮の元に現れた時、以前真依に虎杖を「人外」等と言われたことを怒っていた釘崎が、「真依とかいう真希さんの出涸らし」と西宮を煽った時の事。
それまでとぼけていた西宮が、真依を貶された途端に表情を一変させ「はぁ?」と激怒していました。
その後も真依の苦労について、釘崎に語っており、いかに西宮が真依を思っているのかが伝わってきました。

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呪術廻戦 禪院真依(ぜんいんまい)の能力

生得術式「構築術式」

己の呪力を元に、物質を0から構築する術式。
領域展開における結界内での生得領域の具現化とは異なり、構築術式で構築されたものは、術式終了後も消えることはありません。
ただ、その分呪力消費が激しいため体に掛かる負荷が大きく、真依には一日に1つの弾丸を作るのが限界です。

銃の腕

ファンブックで明かされた運動神経のスキルが、この時判明していた東京校・京都校のキャラの中で最も低い4だったため、近接戦などは得意でないと思われますが、銃の腕は相当なもの。
有効射程ギリギリの離れた距離からでも、一発で釘崎のこめかみにヒットさせていました。
また、使っている銃について芥見先生は、「シティーハンター」の「多分、冴羽獠が使ってるやつ」と仰っており、確かに冴羽獠も真依と同じ回転式拳銃を使用しています。

呪術廻戦 禪院真依(ぜんいんまい)の現在の立ち位置 2021年10月時点

渋谷事変に向かう

交流会後、しばらく登場のなかった真依ですが、渋谷事変にて再登場しました。
内通者として暗躍していたメカ丸は、渋谷事変のことも予め知っていた為、当日は、実力者である為死なないだろうと判断した東堂と、治癒の術式を持つ新田を除き、京都校のメンバーを京都以南の任務に就くよう細工。
仲間達を守るべく、渋谷事変に参加させないようにしていたのです。
ですが京都校のメンバー達は、遅れながらも新幹線で急遽渋谷に向かうことに。
真依達はその道中で、亡くなったメカ丸と最期の会話を交わし、号泣する三輪の泣き声を静かに聞きながら、メカ丸を殺した羂索達への怒りを募らせていました。
現場に駆け付け、その怒りをぶつけるべく、羂索と一対一で対峙していた虎杖の助太刀に入りますが、真依達の攻撃では全く歯が立たず、全滅しかかりましたが、その後現れた九十九の仲間によって保護されています。

真依の父親登場

渋谷事変での戦いで、禪院家当主・直毘人が亡くなり、その遺言状によって伏黒が次の禪院家当主に任命され、全財産と呪具を相続します。
それを活かして、真希は禪院家の呪具を回収しに行きますが、そこにいたのは実の父親である扇と、その扇に殺されかけている真依でした。
扇や甚壱は、伏黒が当主となって全財産を相続するということに、到底納得できずにいました。
しかし、この時禪院家内では、伏黒が五条家当主の五条悟や、加茂家次期当主の加茂憲紀と友好な関係にあることから、伏黒を後押しする声も上がっており、そんな伏黒を理由もなく殺すことは出来ないと判断。
そこで扇と甚壱は、渋谷事変後に総監部から下った「五条の封印を解く行為も罪と決定する」という通達を悪用し、「伏黒、真希、真依を、五条解放を企てた謀反者として誅殺する」という計画を立てていたのです。
関係ない筈の真希や真依を殺すのは、実の娘も殺す事で信憑性を上げ、総監部からの信頼をより強固にするためとのこと。
言わばその為だけに娘を殺すと言い出したのでした。
これを甚壱から聞いた時、直哉でさえ「でもそれでいいん?扇のオジさんは」と問いかけましたが、なんと発案者はその扇とのことでした。

呪術廻戦 禪院真依(ぜんいんまい)の最新の状況 2021年10月時点

禪院家で迎えた最期

こうして扇に殺されかけていた真依。
その後真希も扇と戦闘になりますが、敗北し、気を失ってしまいます。
倒れる真希を前に、扇は「何故私が当主になれなかったか…」「それは子供のオマエ達が出来損ないだからだ…!」と父親とは思えない言葉を投げかけます。
その後も扇の非道な言動は続き、真希と真依を引きずりながら、また「何度でも言うぞ。私が前当主に選ばれなかったのはオマエ達のせいだ」と繰り返します。
更にその理由として、術師として自分は何一つ兄に遅れをとっていなかったが、ただ一つ、子供の出来が違った、と述べました。
相伝の術式を継いだ直毘人の息子・直哉と、呪力のない真希と相伝の術式を継がなかった真依、その違いがあったせいで当主になれなかったのだと。
そして「子が親の足を引くなどあってはならない」、そう告げて、真依達を2級以下呪霊を無数に飼っている部屋へと投げ入れました。
瀕死の娘2人を、呪霊には喰い殺させようとしたのです。

扇が去って行った後、真希の心臓が動いていることを確認した真依。
そこで「いつか…こうなるんじゃないかって思ってた」「最悪」そう零し、真希にキスをします。
次の瞬間、生と死の狭間のような精神世界で再会した2人。
そこで真依は、自分の構築術式では、大きいものや複雑なものは作れないとした上で、「あの人に斬られた傷もあるし、これ作ったら私死ぬから」と告げ、海の中にどんどん入っていきます。
引き止めようとする真希に、真依は「どうして呪術師にとって双子が凶兆か」を話し始めます。
真希達のような一卵性双生児は、呪術では同一人物としてみなされるため、”何かを得るには何かを差し出さねばならない”という利害がいちいち成立しない、つまり、真希は真依で、真依は真希なのだと。
だからこそ、真希が努力をしても、真依が強くなりたいと思っている以上意味がないし、真希に術式がなくても、真依が持っている限り、真希の天与呪縛はいつまでも中途半端なままなのだと。
そして「私がいる限り、真希、アンタは一生半端者なの」「これだけは置いてくわ。後は捨てなさい」と伝え、真希に葦の枝を渡した真依。
それでも真希は引き止めようと、真依の腕を掴みましたが、それを振り払った真依は、「一つだけ約束して。全部、壊して。全部だからね、お姉ちゃん」それだけを伝え、亡くなりました。
幼い頃「絶対放さないでよ」とせがんだ真希の手を、自ら放していった真依。
目を覚ました真希の手には、真依の手の代わりに、真依が最期の力を振り絞って構築した呪具が握られていました。
真依が亡くなったこと、そしてその真依が、口付けで真希の呪力を持って行ったことで、真希は覚醒。
その後真希は、心の中でかつて真依が言った「なんで一緒に落ちぶれてくれなかったの?」という言葉を思い返し、それが姉妹としての正解だったのだろう、と気が付くのでした。
そして「ごめん。ごめんな真依」と謝りながら、覚悟を決めて、真依の言葉通りに禪院家の全てを破壊しました。
いつも喧嘩腰だった真依ですが、それも不器用な愛情の裏返し。
呪術師における双子がどういうものか、ずっと考えていたという真依は、2人が共に生きるには共に落ちぶれるしかないと、ずっと前から気が付いていたのかもしれません。

禪院真依(ぜんいんまい)についての考察

扇のついた真っ赤な噓

先程述べたように、扇は何度も執拗に「前当主になれなかったのは、娘の出来が悪いせい」と繰り返していましたが、実はこれが真っ赤な噓だったことが判明します。
それが分かったのは幼き日の直哉の回想シーン。
そこでまだ子供だった直哉が描かれるのですが、幼き直哉はその時「俺は天才なんやって。皆言っとる。父ちゃんの次の当主は俺やって」と言っており、その直後、伏黒の父親である甚爾と遭遇しています。
甚爾が着物を着て禪院家内にいるということは、禪院家を出る前であり、伏黒を授かったり、その母と出会う前の出来事であることは明白。
真希達は伏黒よりも学年は一つ上ですが、早生まれなので生まれ年は伏黒と同じであり、真希達もまだ生れていないはずです。
それなのに直哉の言葉によれば、既に直毘人は当主になっています。
ということは、真希達が生まれる前から直毘人は当主になっており、それを決定するのに真希達は一切関係なかったということ。
更にファンブックにも、直毘人が当主になったのは「単純に呪術師として強いからです」と説明がなされていました。
つまり扇の言葉は、全て言い掛かり、真っ赤な噓。
自分が実力不足で当主になれなかったことを、娘のせいにしていたのでした。
直哉から扇の実力について「パッとせぇへん」と言われていたことからも、実力不足も間違いなくあったのでしょうが、それ以前に、こういった腐った性根こそ、当主にはふさわしくなかったのかもしれませんね。

呪術廻戦 キャラ解説(ネタバレ注意)