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呪術廻戦 釘崎野薔薇(くぎさきのばら) 完全解説!死亡した??能力は?

呪術廻戦 釘崎野薔薇(くぎさきのばら)概要/プロフィール

呪術廻戦 釘崎野薔薇(くぎさきのばら)の概要

東京都立呪術高等専門学校1年生の釘崎野薔薇。
主人公の虎杖悠仁や、伏黒恵の同級生です。
1年生の中では紅一点。
ヒロイン的なポジションにおり、ビジュアルも可愛い釘崎ですが、非常に肝の据わった男前な性格をしています。
言動にもその芯の強さは現れており、釘崎の残した数々の名言は、読者の心にも深く残っています。

呪術廻戦 釘崎野薔薇(くぎさきのばら)のプロフィール

名前釘崎野薔薇(くぎさきのばら)
年齢16歳(高専東京校1年生)
誕生日8月7日
階級3級(昇級査定中)
出身地東北のどこか
身長160㎝ないくらい
体重不明
好きな食べ物流行りもの、スイカ
嫌いな食べ物浅漬け
ストレス乾燥

釘崎は、髪の毛と同じ、明るい茶色の瞳が印象的な可愛い顔をしており、手足も細長く、スタイルも抜群。
オシャレさんでもあり、髪の毛は地毛ではなく染めているんだとか。
東京への憧れも強く持っており、上京してからは、暇が出来たら買い物に出かけて、色々な服や食べ物を試しまくって、それなりに東京を満喫しているそうです。
真依が初めて釘崎の前に現れた際も、「アレ夏服か?ムカつくけどいーなー」と、チャイナドレス風にカスタムされた真依の制服についての感想を言っており、釘崎らしい着眼点で真依を見ていました。
ちなみにこの頃、暑くなってきたことを理由に夏服を欲していた釘崎ですが、高専の制服は、通気性などに違いがあるものの、基本的に夏服と冬服にデザインの差異はないそうです。
薄着にするのは、任務に赴くのに危険になりますからね。
ただ、申請すれば普通に作って貰えるとのことですが、釘崎はそのことを知りません。

呪術廻戦 釘崎野薔薇(くぎさきのばら)生い立ち

ド田舎出身

釘崎の出身地は「東北のどこか」としか明かされていませんが、盛岡まで4時間かかるド田舎の村とのこと。
その村には、同級生のふみという親友がいました。
ふみは小学校に上がると同時に村に越してきた少女。

村ではみんなが赤か黒のランドセルを使う中、水色のランドセルを使っていたことで浮いてしまっていたようですが、釘崎は当時からオシャレに関心があったのか、自分のランドセルを片手に「交換しよっ」と瞳を輝かせて、ふみに声を掛けました。
それ以降、ふみの家に入り浸るようになった釘崎。
釘崎は村の人間を嫌っており、「狭ぇ村だからさ。友達になるより他人になる方が難しいんだよ」と、子供ながらに核心を突いた発言をしており、ふみは「今思えば、あれは誰かの受け売りだったんだと思う。例えばお母さんとか」と振り返っています。

ちなみに、田舎の出身なのに釘崎が訛っていないのは、その母親が訛っていないからだそうです。
そんな釘崎はある日、「秘密基地を見つけたの」と言ってふみの手を引いて走り出します。
着いた先は、東京から引っ越してきた7個年上の沙織ちゃんの家。
釘崎は沙織ちゃんのことを「お人形さんみたいに可愛くて、聖母みたいに優しかった」と語っており、とてもよく懐いていました。
沙織ちゃんと出会ってから、釘崎は言葉遣いも女の子らしくなり、どことなく品のようなものが身に付いていきました。
ですが村の人間は、東京から来た沙織ちゃん一家を妬み、”田舎者をバカにしている”と被害妄想を膨らませて嫌がらせをし、村から追い出しました。
沙織ちゃんが引っ越した日、釘崎は顔をべちゃべちゃにして号泣。
ふみは「この子も泣くんだ」と衝撃を受け、その他のことが頭に入って来なくなってしまったそうです。
沙織ちゃんは現在、東京で出版社に勤めています。
勿論、今も釘崎達のことを覚えており、「野薔薇ちゃんがカワイくってカワイくって」と、当時のことを振り返っています。

祖母が呪術師

釘崎は祖母が呪術師で、祖母の推薦で高専に入学しています。
高専入学前から、地元では祖母の元で呪術師として活動していました。
しかし、そのまま自分の手元で釘崎を育てたかった祖母と、どうしても東京に出たかった釘崎は衝突し、釘崎の高専入学の時期が6月という中途半端な時期になりました。
祖母と揉めてでも釘崎が上京したかった理由。
それは、沙織ちゃんを妬み、追い出したような村にいたら「死んだも同然」だと感じていたからでした。
虎杖と出会った当初、なぜ高専に来たのか聞かれた際、「田舎が嫌で東京に住みたかったから!」と言って虎杖に衝撃を与えた釘崎でしたが、実は深い事情があったのです。
それを踏まえると、その後虎杖に「そんな理由で命懸けられんの?」と聞かれた時の答えが「懸けられるわ。私が私である為だもの」だったことも、更に深みを増してきます。

呪術廻戦 釘崎野薔薇(くぎさきのばら)の人物像・エピソード

男前女子

釘崎は非常に仲間思いな性格をしています。
交流会で、京都校が虎杖の暗殺を企てている事に気付いた際には激怒しており、京都校の西宮と対峙するなり、虎杖を殺すよう言われたでしょ、と速攻指摘。
更に「私だって殺す気でやるし」「特に真依とかいう真希さんの出涸らし」と言って西宮を煽ります。
西宮も西宮で仲間思いなため、真依を悪く言われたことで、それまでのとぼけていた態度が急変。
「はぁ?」と怒り始めるのですが、それを見た釘崎は「なんだ、怒れんじゃん。私も今同じ気持ちだよ…!」と金槌を握りしめていました。
ちなみにこの時、釘崎が真依を引き合いに出したのにも理由があり、以前真依が東堂と共に東京校を訪れた際、虎杖について「”器”なんて聞こえはいいけど、要は半分呪いの化け物でしょ」、「汚らわしい人外」などと散々暴言を吐いた上、「死んでせいせいしたんじゃない?」と言った事を怒っていたからです。

こうして戦闘を始める釘崎と西宮。
西宮は釘崎に、女の呪術師は、実力があってもカワイくなければナメられるのだとし、求められているのは「完璧」なのだと語ります。
更に、相伝の術式が全てとされ、男尊女卑の意識も強く根付いている「禪院家」に、相伝の術式を持たず、女性として生まれた真依の苦労を、「虎杖(呪い)を仲間だと勘違いできる頭で、よく考えたら?」と言って釘崎を睨み付けます。
対する釘崎は、東京から越してきたというだけで、村で嫌がらせを受けていた沙織ちゃんを思い浮かべ、「不幸なら何しても許されんのかよ」「恵まれた人間が後ろ指刺されりゃ満足か?」と一蹴。
「テメェらこそ、これから呪おうとしてるバカがどんな人間か、考えたことあんのかよ」ときっぱり言い返しました。
そして次々に巧みな攻撃を仕掛け、「男がどうとか女がどうとか、知ったこっちゃねーんだよ!」「私は釘崎野薔薇なんだよ!」と、非常に男前なセリフと共に西宮を追い詰めました。

釘崎の男前エピソードはこれだけではありません。
八十八橋の任務中、虎杖と共に、呪胎九相図の受肉体・壊相と血塗を倒した時のこと。
虎杖は、呪霊ではなく受肉体だった彼らを倒す事を、「祓った」ではなく「殺した」と言って、とても胸を痛めていました。
釘崎のことも心配していた虎杖ですが、釘崎は「術師やってりゃこういうこともあんでしょ」と言い、「私の…人生の席…っていうか、そこに座ってない人間に、私の心をどうこうされたくないのよね」と、釘崎らしく、芯の強い肝の据わった言葉を返しました。
それでも虎杖が、血塗が死んだ際に壊相が涙を流していたことを挙げ、「俺が殺した命の中に、涙はあったんだなって。それだけ」と言うと、釘崎は「じゃあ共犯ね、私達」と言って、虎杖の心にも寄り添う姿勢を見せました。
虎杖の優しさにはもちろん、呪術師としての釘崎の覚悟や、その上で虎杖を思う姿に、胸を打たれる名シーンです。

呪術廻戦 釘崎野薔薇(くぎさきのばら)の関係者

虎杖悠仁と伏黒恵

初めて2人に出会った時は、虎杖には「見るからにイモ臭い…。絶対ガキの頃ハナクソ食ってたタイプね」とし、伏黒には「私偉そうな男って無理。きっと重油まみれのカモメに火つけたりするんだわ」等ととんでもない偏見を抱くと共に、2人の顔を見て溜息をついていた釘崎。
しかし、共に任務をこなしていく中で、3人は固い絆で結ばれていく事となります。

そんな3人が初めて共に向かった少年院の任務で、虎杖が一度死亡します。
死に際に虎杖は伏黒に対し「伏黒も釘崎も、五条先生…は心配いらねぇか。長生きしろよ」と言い残しており、釘崎はそれを伏黒から聞かされる事となるのです。
釘崎は「自分が死んでりゃ世話ないわよ」といつもの強気な姿勢を崩さず、「会って2週間やそこらよ。そんな男が死んで泣き喚く程、チョロい女じゃないのよ」と口では言っていましたが、その唇は震えており、嚙み締めて涙を堪えていました。
伏黒はその様子に気が付いていましたが、敢えてそこに触れることはせず、さりげなく別の話題を振っています。
釘崎の虎杖への思いや、伏黒がそんな釘崎を気遣う姿に、思わずぐっと来てしまうやり取りでした。
その後虎杖は生き返ったものの、身の安全を考慮し、表向きでは死んだことになっていました。
そして交流会が始まる直前、五条から「虎杖生存サプライズ」を食らった釘崎と伏黒。
「はい、おっぱっぴー!」と飛び出て来た虎杖と、「個人の虎杖悠仁君でーす!」と軽快に紹介する五条に対し、釘崎達はドン引き。
泣いて喜んでくれるはずだと、五条におだてられていた虎杖は、大ショックを受けていました。
釘崎は、虎杖が入っていた箱を蹴り「何か言う事あんだろ」と虎杖を睨んでいましたが、その目には涙を溜めていました。
虎杖が思っていた以上に、釘崎は虎杖を心配し、その死を悲しんでいたのでしょうね。
目に涙を溜めた釘崎が、何ともいじらしいシーンでした。

そんな釘崎ですが、実は虎杖の事が好きなのでは?と思わせる描写もあるんです。
それは、街中でショッピングしていた釘崎に、虎杖の中学時代の同級生で、虎杖の事を好きだという女の子・小沢優子が声を掛けてきた場面です。
小沢は、虎杖の友人である釘崎に、自分の恋を協力して欲しいと頼みます。
その時「もし釘崎さんも虎杖君のこと」と気を遣った小沢に、「ない。天地がランバダを踊ってもない」と食い気味に否定した釘崎でしたが、直後、釘崎の胸に”もやぁ”という違和感が。
そのモヤッとの正体について釘崎は、”自分が彼氏を作るより先に、虎杖に彼女が出来るのがなんかムカつく”からであるとしていましたが、実際の所はどうなのでしょうか?
もしかしたらほんのり好意を抱いているのかもしれませんが、少なくとも釘崎自身にその自覚はないようです。

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禪院真希

高専2年生、釘崎の一つ上の先輩術師です。
真希も釘崎同様、かなりサバけた男前な性格をしており、2人の相性は見るからに良さそうですが、釘崎は真希を心から信頼しているのです。
真希は、天与呪縛によって呪力がなく、特別な眼鏡をかけなければ呪いも見えません。
そのせいで禪院家では落ちこぼれ扱いされ、嫌がらせを受けており、自ら禪院家を出て高専に入学し、呪術師となっています。
その理由について釘崎が尋ねると、「嫌がらせだよ。見下されてた私が大物術師になってみろ。家の連中、どんな面すっかな」と口角を上げた真希。
その姿を見た釘崎は、瞳を輝かせて「私は真希さん、尊敬してますよっ」と寄り添っています。
また、真希の実力は、真希と戦闘した三輪曰く「2級呪霊くらい難なく祓える」くらいの高いものですが、禪院家から昇級を邪魔されており、階級は4級に留まっています。
それを知った釘崎は、交流会で活躍して真希の名がある程度知れ渡れば、そういった嫌がらせも難しくなるとして、交流会に対してやる気満々に。
まずは団体戦で必ず勝つのだと、虎杖のことも「アンタももういっぺん死ぬ気でやんなさい」と巻き込んでいます。

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呪術廻戦 釘崎野薔薇(くぎさきのばら)の能力

生得術式「芻霊呪法」

釘崎の生得術式「芻霊呪法」は、金槌で釘を対象に向かって放ち、呪力を流し込むものです。

生得術式「簪」

呪力を付与した釘を対象に打ち込み、そこから呪力を流し、対象を破壊する技です。
釘が刺さってから、呪力を流し込むタイミングは、釘崎が好きに操れるため、わざと時間差で呪力を流し込むこともできます。

生得術式「共鳴り」

対象から欠損した一部に、藁人形を通して呪力を籠めた釘を打ち込み、対象本体にダメージを与える術式。
対象との実力差や、欠損部位の希少価値によって威力は変動します。
遠隔での攻撃も可能で、釘崎本人には「自分の呪力が爆ぜた感覚」があるとのこと。
術式の余韻も長く、かなり強力な攻撃となります。

黒閃経験者

黒閃とは、打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した時に空間が歪み、呪力が黒く光る現象の事。
威力は平均で通常の2.5乗にもなり、黒閃を経験した者と、そうでない者とでは、呪力の核心との距離に、天と地ほど差が出ると言われています。
釘崎は、知識として黒閃を知ってはいましたが、実際に経験したのは八十八橋編での壊相・血塗戦でした。

呪術廻戦 釘崎野薔薇(くぎさきのばら)の現在の立ち位置 2021年9月時点

1級に推薦を受ける

先述の通り、釘崎が初めて黒閃を経験した壊相・血塗戦。
激闘の末、虎杖と共に特級クラスの実力を持つ壊相達を倒した釘崎は、東堂と冥冥により、1級呪術師への推薦を受けます。
その後起こった渋谷事変。

七海は、渋谷でこれから起こる戦いは、1級の自分で最低レベルだと言い、釘崎には待機を命じていました。
しかし釘崎は「アイツらが戦ってるのに、1人だけ帰るなんて私にはできない」として、戦いに参加し、真人の分身と対峙します。
出会い頭に釘崎は、真人のツギハギを見るなり「オマエか。ウチのバカにちょっかい出したっていう特級呪霊は」と言っていて、真人の情報や実力は知っていながらも、怯えたり逃げようとしたりする様子は一切見せませんでした。

その後、戦闘となる2人。
釘崎は、真人の手に触れられることで発動される「無為転変」に注意しつつ、戦闘を進めます。
しかし、魂の輪郭を知覚出来ない限り、基本的に真人に攻撃を与えることは出来ないため、釘崎の攻撃は真人に効きません。
それでも「やんなきゃなんねぇ時があんだよ」と退かない釘崎に、真人は舐め切った態度を取っていました。
しかし、それは無策を装うために釘崎が張ったブラフ。
真人の体制を崩して馬乗りになり、頭に向けて渾身の「共鳴り」を放ちました。

釘崎は、真人の肉体を通し魂を打ち抜く算段だったのです。
結果的に対戦している真人は分身だったため、真人本体の魂を捉え、本体にダメージを与える事に成功。
この時、真人の本体と戦闘し、追い詰められていた虎杖でしたが、「釘崎、ありがとう」「俺は独りじゃないと、そう思わせてくれて」と、この隙に猛反撃をしています。
更に、本体が喰らったダメージが分身にもフィードバック。
そして釘崎は真人に「天敵」とまで言わしめるのです。
また、この時、遠くで自分の呪力が爆ぜる感覚を覚えた釘崎は、目の前にいるのが分身で、術式が使えないのだということも看破しました。

八十八橋での黒閃の経験、そして真人をも追い詰めている釘崎。
急激にその実力が伸びていることを感じさせます。

呪術廻戦 釘崎野薔薇(くぎさきのばら)の最新の状況 2021年9月時点

渋谷事変で迎えた最期

渋谷事変中、釘崎に追い詰められた真人の分身は「逃げまぁす」と言って走り去ったため、釘崎は追いかけます。
真人の真の目的は、虎杖と仲の良い釘崎を殺し、その死体を晒して虎杖の心を折ること。
分身は逃げたのではなく、虎杖と、真人の本体がいる場所に釘崎をおびき寄せていたのです。
そして真人の分身は、釘崎の死角で本体と入れ替わり、分身との戦闘で掌への警戒を解いていた釘崎の顔面に、思い切り無為転変を発動。
死を覚悟した釘崎。
走馬灯の中で自らが育った村を思い返し、「あの村の連中は全員頭がおかしい。そんなことはない。でも、おかしい奴の声は大きくて、自分以外の全てに思えて、土足で他人の人生を踏みにじるもんなんだ」と考えていました。
こういった思いがあったからこそ、八十八橋で「私の人生の席に座ってない人間に、私の心をどうこうされたくないのよね」という言葉が出てきたのではないでしょうか。
沙織ちゃんを追い出したような、釘崎の人生の席に座っていないおかしい奴の大きな声に、自分の心を揺さぶられたくない、と。
だからこそ「私が私である為」ならば、命をも懸けられるのだと。
ですが、目の前に広がる釘崎の”人生の席”には、虎杖や伏黒、五条に真希、パンダや狗巻、そしてふみといった大切な人達の姿が。
そんな自分の人生を「悪くなかった!」そう言い切り、釘崎は虎杖の目の前で亡くなりました。

呪術廻戦 釘崎野薔薇(くぎさきのばら)の考察

釘崎は生きている?

無為転変により、左の眼球が飛び出すという、衝撃的な最期を迎えた釘崎。
ですが読者の間では、釘崎の生存説が囁かれています。
そのきっかけとなったのは、釘崎が亡くなった直後に、東堂と共に現れた高専京都校の1年生・新田新の存在です。
彼の術式は「今ある傷をそれ以上悪化させない」というもので、それを釘崎に施してくれたのです。
新田曰く、もう呼吸も脈も止まっていた状態だったものの、助かる可能性は0じゃないとのこと。

しかし、渋谷事変後、虎杖が釘崎の現状を伏黒に聞いた時、伏黒は暗く視線を落としており、それを見て虎杖は「…分かった!」と拳を握りしめており、釘崎生存説に暗雲が立ち込めました。
ですが、芥見先生がTV番組「漫道コバヤシ」にご出演された際、釘崎について非常に気になる発言をされていました。
その発言とは「釘崎は死んでます」、「死んでいるが、”死にたてほやほや”の状態で新田の術式を施されていて、その後の治療次第でどうなるかは…」と言葉を濁し、「新田は早い段階で釘崎と共に離脱しているし、今頃頑張ってくれてるんじゃないですかね」と仰っていたのです。
一度死んだ人間でも、心臓が止まった直後に反転術式を施すことで蘇生出来る、というのは、乙骨が虎杖に対して行っており、実証済みです。
釘崎の場合、亡くなった時、側に反転術式の使い手がいなかったため、「心臓が止まった直後」に反転術式を受けることは不可能な状況でしたが、ここで効いてくるのが、やはり新田の術式。
芥見先生の仰る通り、「死にたてほやほやの状態」がキープされたまま、反転術式を受けることが出来れば、蘇生する可能性は充分に考えられます。
そこで引っかかるのが、「魂の形は反転術式でどうこうできるものではない」と過去に真人が発言していたことです。
「死にたてほやほや」で反転術式を施されても、釘崎の傷が反転術式の対象外だったら意味がないですよね。
ですが、初めて七海が無為転変を食らった時、七海は呪術師であるが故に無意識に魂を呪力で覆っていたため、傷を負ったものの生存しています。
更にその後、家入に反転術式を施されて傷を治癒させていました。

この一件を踏まえると、釘崎も七海同様に、無意識に魂を呪力で覆っていた可能性は高く、その上で負った傷であれば、反転術式が有効となるため、釘崎が蘇生する説は充分に考えられます。
また、釘崎の生死を問われた伏黒は、目を伏せてはいましたが、「釘崎が死んだ」と明言しているわけではないのです。
勿論、虎杖を気遣って直接言葉にはしなかった、と考えられますが、まだ生死がはっきりしていないから、明言しなかったのではないか、とも言われています。

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