キングダム

キングダム | 秦の大王 嬴政(えいせい) その出自と作中での役割とは?

若き王様 嬴政(えいせい)とはどんな人物?

キングダムに登場する秦王 嬴政は弱冠13歳で秦国の国王になります。中華全土に名を轟かせた戦神”昭王”の崩御(死亡のこと)以降、次に王位についた”考文王”は在位3日で世を去り、次代の王”荘襄王”も即位からわずか3年で亡くなったためでした。当初は政治について何もわからず、家臣の言いなりだった嬴政。本人も後に、「子供に執政ができるはずもなく、俺はただの玉座に在る飾りとなった」と当時の自分を揶揄していました。

そんな波乱に満ちたスタートを切った嬴政ですが、持ち前の才覚によって多くの家臣から信用を勝ち取ります。最新刊まで秦は多くの戦で勝利を重ね、現在は、趙の首都を攻める程戦線を押し上げています。

嬴政(えいせい)のプロフィール

年齢 14歳(※紀元前245年時点)
出身地 趙の首都”邯鄲”
身長 不明
体重 不明
身分 第6代秦王(王制の前は諸侯だった)
所属 秦国
父親 荘襄王(呂不韋の子とする説もある)
中華統一
声優 福山潤

王都を合われる薄弱の王

嬴政の初登場は、ならず者が集まる事で有名な地”黒卑村”の外れにある粗末な小屋でした。弟の成蟜(せいきょう)による反乱により、王宮内から逃れ隠れていたのです。一人で隠れていた嬴政の元に、影武者の親友である信が駆け付けた所から二人の物語が始まります。

刺客からの逃走劇

信と合流した嬴政ですが、その直後に刺客が追いついてします。辛くも信が刺客を倒しますが、「家族がいるから命だけは助けてくれ」と命乞いをする刺客に対して、信は止めを指すのを躊躇します。そんな信の横から、サクッと止めを指したのが嬴政でした。この時、信と同年代の嬴政ですが、くぐってきた修羅場の数が違いますね。

山の民との一幕

その後、腹心の昌文君と合流した嬴政は、王都奪還の兵力を整えるために山の民の力を借りようと山に赴きます。山の民とは400年前の秦統治者”穆公”の時代に交流を持っていました。しかし、穆公の次の代以降、山の民は野蛮な民と見下され親交が途絶えていました。王座奪還のために、戦力がどうしても足りない嬴政は山の民に力を借りる事を決意します。

とはいっても、400年間交流が途絶えている民族なので、どこに行けば会えるかもわかりません。また、攻撃的な民族のため、味方になれば心強いですが、急に襲われたりするかもしれません。ましてや力を貸してくれる可能性など、最初は誰しもが懐疑的でした。そんな中、伝承を頼りに山を昇っていくと、言い伝え通り山の民が現れます。幸いにも攻撃される事はなく、隊長と思しき人物は秦の言葉を理解できる様子です。そんな山の民の隊長から伝えられたのは「秦王だけ山の王に会っていい。他は全員下山しろ」という言葉でした。仲間が反対する中、一人で山の王”陽丹和”に会いに行く決意をする嬴政。その後、嬴政は自身の夢が中華統一である事を山の王に伝えました。盟約を復活させ、見事、玉座奪還を果たします。

嬴政の夢

夢は中華統一

嬴政は事あるごとに自分は中華の統一を果たすと明言しています。この時代の中華は秦、楚、趙、燕、韓、魏、斉の7つの諸侯を筆頭に群雄割拠の状態でした。歴史を振り返ってみても、優れた王が一代限りの平和を築く事はありましたが、長く続く平和はついぞ実現していませんでした。

そんな中華を見て、国などという分別があるから戦争が起こる。国境をすべて取り払って、全員が等しく中華の民であるとすれば、永きに渡って平和な世の中を築ける。と考えたのが嬴政の夢の理由です。

王騎も認めた本気

中華統一という目標は、当時の王ならば誰もが頭に浮かぶものでした。特に秦は国力も高く、嬴政の父王や祖父王も夢として語っていたそうです。しかし、戦神と呼ばれた昭王の時代から秦国に使えてきた王騎からみれば、昭王の語る中華統一は本気だった。その後に続く王の語る中華や天下という言葉は軽々しく、本物は一人も居なかった。だから誰にも使えることなく戦場にも出なかったとの事でした。そんな王騎からみても「嬴政から語られる中華という言葉は重く。しっかりと中華への路をとらえている目だ」と言わしめる程、嬴政の中華統一に対する思いは本気でした。

呂不韋との舌戦

嬴政同様に、中華の統一を本気で目指す人物が同じ時代、同じ秦国にもう一人居ました。それが、丞相の呂不韋です。呂不韋はもともと大きな財を成した商人でした。王位継承権が低く、誰も見向きもしなかった嬴政の父、荘襄王を助けて、その功績をもって秦国の家臣となりました。周囲からは、荘襄王は実力で王となったのではない、呂不韋の金の力で王座に据えられたのだ。等と噂されるほど。そんな呂不韋は、嬴政の持つ武力による中華の統一と反して、金の力による中華統一を目論んでいました。

呂不韋の持つ権力は圧倒的で、しばしば嬴政の失墜を目論んだ画策をしますが、誰も言及できずにいました。そんな呂不韋の権力も、秦王の嬴政が未成年だからこそ。嬴政の加冠の儀(成人の儀式)を過ぎてしまうと、嬴政の持つ権力が大きくなり、呂不韋の権力が遠のいてしまいます。そのような背景から、呂不韋は嬴政の加冠の儀のタイミングで最大の画策を行います。それと同時に、自分自身も嬴政と天下について語り合う場を設けるのです。

嬴政と向き合い呂不韋が話した主張は、金で中華を統一すべき。戦で統一すると多くの民に苦痛を強いる。一国に統一しても1国の勝者と6国の敗者が生まれるだけ。戦は常に両者に正義があり、いつまでも亡くなりはしない。なので、嬴政の武力による中華統一には賛同できないし実現不可能だというものでした。そんな呂不韋の主張に対して、その考え方は人の可能性を否定している。人の本質は光であり、誰しもが暖かな思いを胸に持っている。それを最も暗くするのが戦争である。中華を武力によってい統一することで、次の世代には争いのない世が訪れる。と伝えます。

この舌戦は、呂不韋から”お互いの前提とする物が違いすぎる”として決着を見ずに終わりました。しかし、終わり間際、議論は平行線だと言いながらも、大きくなりましたねと嬴政の成長を認める呂不韋の姿がありました。文官として屈指の傑物、呂不韋をも認めさせた瞬間でした。

史実における嬴政

史実でも超有名人秦の始皇帝

史実における嬴政は学校の教科書にも出てくる秦の始皇帝その人です。どちらかというと、中華統一後に不老長寿を求めたり、厳しい法整備をしたため反乱を起こされたた印象が強いのではないでしょうか。

中華統一を果たす

上記の通り、史実では中華統一を達成して、自らを始皇帝と名乗ります。ここまで史実通りに物語が進んでいるため、最後に斉を倒して中華統一を実現するのだろうと予想されます。

疑心暗鬼な性格は漫画の嬴政と違う?

始皇帝は猜疑心が強い人物としてもしばしば描かれ、キングダムの嬴政とは違う人物像ですよね。今後の物語のどこかで、嬴政の性格を変えてしまうような衝撃的な出来事が起こるのでしょうか。

キングダム キャラ解説(ネタバレ注意)

嬴政陣営

嬴政

成蟜

昌文君
飛信隊


河了貂

羌瘣
呂不韋陣営

呂不韋

昌平君

蒙武
秦軍

麃公

蒙驁

張唐

王騎


王翦

桓騎

王賁

蒙恬

楊端和

呉鳳明